原泰久原作による舞台「キングダムⅡ-継承-」の羌瘣(きょうかい)役が山本千尋に決定。併せて、山本扮する羌瘣のポスタービジュアルが公開された。
世界ジュニア中国武術選手権大会での優勝経験を持ち、実績に裏打ちされた高度なアクションスキルを誇る山本。2016年に公開された「キングダム」の連載10周年を記念した動画で羌瘣役に抜擢され、羌瘣ならではの特徴的な剣さばきを披露し、ファンの大きな注目を集めた。また2022年公開の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」では、羌瘣が姉のように慕う羌象(きょうしょう)役を演じた。
この発表に伴い、山本からはコメントが到着。「本日スタッフの皆様と、とても集中力のみなぎった、静かな場所で撮影させて頂き、いよいよ始まるんだなと、とても楽しみにしております。騒乱の世に生きる1人の女性として、力強く生きていければ良いなと今からとても楽しみです」とメッセージを寄せている。
「キングダムⅡ-継承-」は、2023年に上演された舞台「キングダム」の第2弾。8月から10月にかけて、東京と大阪、福岡の3都市を巡る。初演に引き続き、主演の信役を三浦宏規と高野洸が、王騎役を山口祐一郎が担当。演出はミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」などで知られる山田和也、音楽はアニメ「キングダム」のKOHTA YAMAMOTOが手がけ、脚本は劇団やみ・あがりシアター主宰の若手脚本家・笠浦静花が担う。
山本千尋(羌瘣役)コメント
舞台「キングダムⅡ-継承-」に出演が決まっての感想
「キングダム」という作品が大好きです。まず連載10周年記念動画に携わらせていただきまして、羌瘣という役に愛着を持ちました。そして映画「キングダム2 遥かなる大地へ」では羌象として出演させていただき、「キングダム」の様々な現場を体験させていただきました。
今回オファーをいただいて、舞台「キングダム」の初演映像を観てものすごく感動して「自分は舞台でここまでリアルにアクションを演じられるのか」と、簡単にお返事ができずにいました。
ですがすぐに、30代という節目を迎えるところでお話をいただいたことにまずは感謝をして、「自分以外の人が舞台で羌瘣を演じているのは見たくない」という思いに変わり、今回、頑張らせていただきたい、とお引き受けしました。
連載10周年記念動画で羌瘣を演じたときの感想
当時ちょうどロサンゼルスに留学していたんですけれど、記念動画のお話をいただいてすぐに帰国しました。それだけ『キングダム』という作品が好きでしたし、大きなチャンスの一つだと感じていました。
記念動画の時は、漫画を読み返しながら、自分なりに研究をして、アクションを自分で考えていきました。私の持っている漫画にはいっぱい付箋と折り目が入っています(笑) 3歳から中国武術をしていましたので、それが初めてちゃんと形になったと言いますか、羌瘣は、私が経験してきた中国武術の完成形のようなキャラクターなのでとてもやりがいを感じました。記念動画での羌瘣との出会いが、武術の恩師への恩返しにもなりましたし、「ああ、武術してて良かったな」と思える一番の瞬間だったかもしれません。
映像でも舞台でも「キングダム」の世界を生きることをどう感じているか
実写映画のときも、連載10周年記念動画のときも、スタッフさんや演者のみなさんが、ものすごい熱い思いを懸けて作品を撮られている姿を間近で見させていただいているので、舞台では自分の3歳から培ってきたものを全て出すぞという思いで頑張ります。「舞台の羌瘣は山本千尋に任せて良かった」と思ってもらえるように挑みたいと思っております。
共演者の三浦宏規、高野洸、山口祐一郎の印象
お三方とも本当に第一線で活躍されている方たちばかりで、ご一緒させていただくのがとても恐縮です。
三浦さんはバレエをされている姿を見たことがありまして、やはり幼少期から培ってきたものの軸みたいなものが素晴らしいなと思っているので、ご一緒できることを楽しみにしております。
高野さんは実は特撮で少し共演させていただいたことがありまして、その時に「なんて好青年なんだ」という印象を受けました。人の絆は、舞台上だけではなく、ちゃんと話し合いをしていく中で生まれてくるものだと思っているので、たくさん自分からコミュニケーションをとっていけたらなと考えています。
山口さんのティザービジュアルを見させていただいたんですけれど、存在感がありとても惹きつけられました。今後30代に向けて舞台でももっと頑張っていけたらなと思うので、たくさん見て吸収させてもらいたいです。
ロングラン公演で特に何に気を付けたいか
まず、怪我をしないこと。そして、練習通りにすることを心がけようというふうには思っております。舞台「キングダム」の初演映像を見させていただいた時に、とんでもないアクションの量になるんだろうなと身構えてはいますが、私自身、普段からのトレーニングに割と自信を持っているので、気負いせず、いい意味で、自分の培ってきたものを信じて、共演者の皆さん、スタッフの皆さんと力を合わせて、お客さんにお見せできるといいなと思います。
舞台の魅力について
やはり、生でしか見られない楽しさだと思います。
3年前に(劇団☆)新感線の舞台に初めて出演させていただいたんですけれど、その時に映像とは違う刀の軌道だとかを教えていただいて、舞台の上で大きく見せる体の使い方というものに感動しました。今回、羌瘣を演じるにあたって生かせるんじゃないかなと思っています。
舞台の衣裳に袖を通してみて
本当正直な感想を言うと「懐かしいな」っていう思いがしました。
記念動画の時から10年ぶりでした。10年という月日で自分も成長できたように思えました。また感動したのが、舞台衣裳のスタッフの皆さんが、赤一色でも何色もたくさんの色を用意してくださっていて。舞台の照明に当たった時に一番映えるものだとか、お客さんがどの方向から見るかということまで全て考えてくださっているんです。これはきっと舞台でしか経験できないことだと思いました。私も「もう一度きちんと羌瘣という役に向き合わなければいけないな」とスタッフさんのおかげで改めて感じました。
「キングダムⅡ-継承-」
期間:2026年8・9月
会場:東京 東京建物 Brillia HALL
期間:2026年9月
会場:大阪 新歌舞伎座
期間:2026年10月
会場:福岡 博多座
スタッフ
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本:笠浦静花
演出:山田和也
音楽:KOHTA YAMAMOTO
脚本監修:藤沢文翁
製作:東宝
キャスト
信:三浦宏規、高野洸
王騎:山口祐一郎
羌瘣:山本千尋