「名探偵コナン」高山みなみが神奈川県と横浜に謝罪 沢城みゆきはバイクを起こしたい

左から畑芽育、横浜流星、江戸川コナンの着ぐるみ、高山みなみ

青山剛昌原作による劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」の公開記念舞台挨拶が、本日4月11日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された。上映後の舞台挨拶には、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利小五郎役の小山力也、萩原千速役の沢城みゆき、横溝重悟役の大塚明夫、萩原研二役の三木眞一郎、大前一暁役の横浜流星、舘沖みなと役の畑芽育、蓮井隆弘監督のほか、江戸川コナンの着ぐるみも登壇した。

公開1日目で観客動員数73.9万人、興行収入11.3億円を突破

4月10日に封切られた「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」。神奈川・横浜を舞台に、コナンたちの前に突如として出現した暴走する謎の“黒いバイク”に乗る“黒き堕天使(ルシファー)”と、それを追う神奈川県警の白バイ隊員で“風の女神”と呼ばれる千速の、“史上最速(リミットブレイク)バトルミステリー”を描く。

公開1日目にして観客動員数は73.9万人、興行収入は11.3億円を突破。前作の劇場版「隻眼の残像(フラッシュバック)」を超える好スタートを切ったという情報がMCから発表されると、登壇者は感激した様子を見せ、大塚は「失速すると爆発するんで」と言って、観客の笑いを誘った。

「横浜の皆さん、ごめんなさい」

「ハイウェイの堕天使」でお気に入りのシーンを尋ねられると、高山は「まずは神奈川県、そして横浜の皆さん、ごめんなさい」と謝罪。ネタバレを気にしつつ、「風景がちゃんとその土地そのものになっているところが一番いいですね。あのへんのあのシーンとかね。どうなるかは知りませんけど」と含みを持たせて答える。それを聞いて「もうちょっと言ってもいいんじゃない」とすかさず返す大塚。また、千速の魅力を聞かれると高山は、「コナンの目線では、羽のように掴みどころのない人って思っていたんです。でも今作では、彼女の過去のプライベートが見えるじゃないですか。私個人としては、とっても親近感の持てる人なんだなって印象が変わりましたね」と、これまでに抱いていた千速のイメージが変化したことを述べた。沢城が「お料理が上手じゃないとか、そういう親近感ではなくて?」とツッコむと、高山は「ピンポイントではなくて(笑)。私は弟がいるので、弟がいる人は共感を得られる人たちもたくさんいそうな気がします」と続けた。

「『アイラブユー』の言い方っていっぱいある」

千速を演じるにあたり、コナンとの距離感を意識したという沢城。作中で千速はコナンを「少年」と呼ぶが、一目置いているという意味での敬称として、そう呼んでいたことを明かす。また、千速の見どころについて質問が及ぶと、大塚に話を振る沢城。大塚は、「かわいいところですね。放っておくとどうなっちゃうかわからない、どんどん突っ走っていっちゃう。見ていて心配で心配でしょうがないところが、重悟がノコノコ出てきた原因だと思います」と重悟の心境を分析。それを聞いた沢城は、「(重悟から)好きだとも愛してるとも言われてないけど、クライマックスのあたりで『アイラブユー』の言い方っていっぱいあるんだなって感じたというか。ただの情報として流れてしまうようなセリフでも、明夫さんからもらうと、こんなに大事にされてるんだなって。台本上では掬い上げられてなかった部分だったので、スタジオでそれを受け止めながら、ラストスパートはがんばれたような気がします」と振り返った。

こだわりはバイクのシーン

夕飯どきに観ていた世代で、「コナン」と一緒に育ってきたという蓮井監督。「ハイウェイの堕天使」で一番こだわった点について聞かれると、「コナン」の監督初挑戦の蓮井は、「やっぱり、バイクですね」と即答し、「動きが窮屈ながらどこにでも素早く駆けつけることができるとか、そういった要素を踏まえて、バイクに関するアクションもそうですけど、バイクの表現周りはCGと作画を組み合わせて、こだわりを持ってがんばりました」と呼びかけた。

声優初挑戦となる横浜と畑。完成した作品を観た感想を聞かれると横浜は、「自分の至らなさを痛感して、なんか申し訳なさがすごく大きかったです。あとはやっぱり声優の皆さんへの敬意がすごく高まりましたね」と実感を込めて語る。畑も同意しながら、「声優って本当に難しいジャンルのお仕事なんだなってすごく痛感させてもらいました。でもこのチームで初めての声優のお仕事を経験できて、よかったです」と感想を述べた。

今年、限界を超えたいことは?

作品のキーワード“リミットブレイクバトルミステリー”にちなみ、「今年、限界を超えたいことやものは何か」という質問が飛ぶ。蓮井監督は「過去最大観客動員」を目標として掲げ、畑は「体力の限界を超えていっぱい働きたい」と意気込みを語る。横浜は、「この作品が、たくさんの方々に届いてほしいなという監督の思いと同じです」とコメント。三木は当初「芝居」と考えていたとしつつ「ここに立っていられるだけの度胸がほしい」と胸中を吐露する。大塚は「そろそろ限界を感じてるんですけど」と前置きしながら、「楽はしちゃダメだと、さらに前へ進めれば」と飽くなき向上心を見せた。

千速役が決まった際に、バイクの免許取得を思い立ったという沢城。まず入会条件である“倒れているバイクを起こすこと”に苦戦した事実を明かし、「悔しいなあと思っているので、バイクを起こしたい」と決意を新たにする。続いて小山は、「小五郎の活躍は20年に1回なので、2045年に会いましょう! みんな元気で生きてろよ」と告げ、さらなる笑いを巻き起こした。最後となった高山は「コナンも30年を超えましたので、このままずっと限界突破していきたいと思います!」と堂々宣言。フォトセッションののち、「コナン」恒例のコールアンドレスポンス「真実はいつもひとつ!」が行われ、イベントは幕を閉じた。

(c)2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会