「葬送のフリーレン」種﨑敦美がヒンメル視点に感謝、小林千晃は三木眞一郎に喰らいつく

「『葬送のフリーレン』第2期スペシャルステージAnimeJapan 2026」の様子。左から小林千晃、種﨑敦美、市ノ瀬加那、三木眞一郎

山田鐘人アベツカサ原作によるTVアニメ「葬送のフリーレン」のトークステージ「『葬送のフリーレン』第2期スペシャルステージAnimeJapan 2026」が、本日3月29日に東京・東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2026」内で行われ、フリーレン役の種﨑敦美、フェルン役の市ノ瀬加那、シュタルク役の小林千晃が出演。サプライズで、神技のレヴォルテ役・三木眞一郎が登壇した。

種﨑敦美はヒンメルの自伝を読むシーンでスタッフに感謝

登壇した市ノ瀬が放送を終えたばかりの第2期の感想を尋ねると、観客は大きな拍手で応える。第2期を振り返るコーナーでは、それぞれ印象的なシーンをピックアップ。小林は、第32話でフェルンがフリーレンに施した機嫌がいいときの三つ編みと、不機嫌なときの三つ編みが記憶に残っているという。違いがわからないといった様子のシュタルクに対し、種﨑はどちらも全然違うと指摘する。市ノ瀬は機嫌が悪いときに三つ編みを、引っ張るように編んでいるイメージをしているそう。小林は同シーンのフリーレンのかわいさと、不機嫌なフェルンを受け止めるさまを好きなポイントとして挙げた。

市ノ瀬が選んだのは、第29話でシュタルクがパーティに加入した理由をフェルンに背中を押されたからだと告げるシーン。「フェルンの言ったことを覚えていてくれて、『フリーレンだけじゃないんだぜ』って言ってくれたり、『俺はどこにも行かないよ』って面と向かって伝えてくれたのが、もうすごく『シュタルク好きだな』って感じた」と熱のこもった声で語る。小林はたまに無神経なことを言ってしまうほど素直なシュタルクをイメージして、最初はストレートな調子でこのシーンを演じたのだとか。同シーンのアフレコについて、「『シュタルクなりにすごく優しい感じでやってほしい』って言われたので、僕的にもけっこう印象的に残ってますね」と振り返った。

種﨑は第37話でフリーレンがヒンメルの自伝を読むシーンを挙げた。ヒンメルの視点が描かれるこのシーンについて、種﨑は「ヒンメルはこうやって3人を眺めてたんだなあって。で、最後に3人を見ていたヒンメルを見るフリーレンの視点になる。これを考えて、アニメーションを作ってくださった皆様に、心からの感謝を」と言葉を紡ぐ。そしてアニメ化にあたって追加される表現などから感じ取れるスタッフの作品愛を伝え、改めてスタッフに感謝の言葉を述べた。

サプライズで三木眞一郎登場、迫力の演技に現場の空気が一変

第2期で登場したレヴォルテの話題に移ると、会場に突然レヴォルテの声が響き渡る。そしてサプライズで三木が登壇し、会場はどよめきと歓声で揺れた。三木の出演は、種﨑らキャストも知らされていなかったそうで、3人も驚きの表情を見せる。原作のファンだったという三木は、レヴォルテ役に決まった際、うれしさとプレッシャーを感じたと吐露。しかし完成する映像を楽しみにもしていたそうで「(映像は)僕らも皆さんと一緒で観るまでわからないし、そのワクワクもありながら、スタジオでマイク前に立たせていただいておりました」と笑顔を見せた。

レヴォルテがシュタルク、ゲナウと戦うシーンは、オンエアで観てその激しさに驚いたとも明かす。小林は同シーンのアフレコを「本当にお芝居的にも紙一重というか、一発食らったら死ぬみたいな緊迫感の中だったので、喰らいつくようなお芝居で臨ませていただきました」と回想。また環境音、セリフなどの音の使いどころに話が及ぶと、「(レヴォルテの)笑みがこぼれるところの間も、『葬送のフリーレン』だから成立してるような気がして。ほかのテンポの速い作品だと、笑うまでの間がとれないかもしれない」と、作品の“間”の絶妙なバランスを称えた。一方市ノ瀬は、「三木さんがマイク前に立ってお芝居されてると、本当にアフレコ中の空気がピリッと変わって、怖いなってすごく肌で感じるんですよね」と三木の迫力を強調。種﨑も「魔族って淡々としゃべるというか、あまり感情の揺れがないんですけど、その中でも戦いが楽しそうってわかるのがすごい」と尊敬の眼差しを向けた。

ステージの終盤では、三木がEvan Callの手がける音楽に言及。「レヴォルテの剣が1本1本折れていくじゃないですか。そのシーンで、1本折れるごとに(音楽の)音数を1個減らしてるっていう話も耳にしたことがあるので、ぜひぜひ全編を通して繰り返してまた観ていただけるとうれいしいです」とアピール。最後に種崎が「アニメーション、音、音楽、我々キャストのお芝居もみんなで力を合わせて、これまでの第1期、第2期に負けないぐらいの第3期を作っていきたいと思います」と意気込みを述べ、イベントを締め括った。

(c)山田鐘人アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会