つげ義春が誤嚥性肺炎により88歳で死去、代表作に「ねじ式」「無能の人」など

「つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む」

つげ義春が3月3日、誤嚥性肺炎のため東京都の病院で死去した。88歳だった。

これは「つげ義春コレクション」などを刊行していた筑摩書房の公式X(@chikumashobo)で発表された情報。筑摩書房の投稿には同社からのお悔やみの言葉とともに、遺族からのメッセージが掲載されている。遺族によると、つげは2025年9月頃より体調を崩していたという。つげについて、遺族は「公の場に出ることを好まず、静かに暮らしていた父ではありましたが、家では毎日家族と食卓を囲む、家族想いの人でもありました」と回想。また「シュールな作品からリアリズム作品、夢や旅を題材にしたものまで、幅広いジャンルを描き分けることのできる、稀有な漫画家であったと思います」と功績を称え、「これからも父の作品を読み続けていただけましたら、父にとりましてこの上ない供養となるものと存じます」とファンへ感謝の言葉を綴った。

つげは1937年10月31日、東京都葛飾区生まれ。小学校卒業後はメッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビューする。1960年代後半から1970年にかけて月刊漫画ガロ(青林堂)で活躍し、代表作に「ねじ式」「無能の人」などがある。2020年にはアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞した。