ベルアラートニュース

決闘あり大合唱ありのミュージカル「ウテナ」開幕!能條愛未「全力で戦う姿を見て」

アニメ「少女革命ウテナ」を原作とするミュージカル「少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~」が、本日3月8日から18日まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演される。初演前には囲み取材とゲネプロが行われた。

「少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~」は王子様に憧れる男装の少女・天上ウテナが姫宮アンシーと学園で出会い、“薔薇の花嫁”を巡って生徒会メンバーと決闘を繰り広げる物語。キャストには天上ウテナ役に乃木坂46の能條愛未、姫宮アンシー役に山内優花、桐生冬芽役に戸谷公人、西園寺莢一役に横井翔二郎、有栖川樹璃役に立道梨緒奈、薫幹役に大崎捺希、桐生七実役に鈴木亜里紗、篠原若葉役に竹内夢らが名を連ねる。

ミュージカルはウテナの親友・若葉が、思いを寄せる西園寺にラブレターを送るシーンから幕開け。しかしラブレターは西園寺によって捨てられ、学園の掲示板に張り出されてしまう。そんな仕打ちにひどく悲しむ若葉を見て、ウテナは仇を取ろうと西園寺が属する生徒会に乗り込んで決闘を申し込む。

すると西園寺は、ウテナの左薬指にはめられた指輪を見て「次のデュエリストか」と一言。ウテナが決闘の場所に行くと、いつも西園寺の横にいるアンシーが真っ赤なドレスに身を包んだ姿で現れた。そこでウテナは初めて、アンシーが“薔薇の花嫁”と呼ばれる存在で、彼女とエンゲージした者は“世界を革命する力”を手に入れられることを知る。

決闘で勝った者は、“薔薇の花嫁”を手に入れられるというルールを理解するウテナ。“薔薇の花嫁”として生きるアンシーを思い、生徒会メンバーと決闘を次々と繰り広げていく。劇中には影絵の少女たちも登場し、「かしらかしら」というおなじみのフレーズも。キャストたちによる、アニメの挿入歌「絶対運命黙示録」の大合唱も聞くことができる。

囲み取材には、能條、山内、戸谷、横井、立道、大崎が出席。本作の見どころについて聞かれると、能條は「『ウテナ』にはかかせない決闘シーンです。それぞれが守りたいものだったり、貫きたいものだったりのために全力で戦う姿は、この舞台で一番の見どころなんじゃないかなと思います。また個性的なキャラクターばかりなので観ていて飽きないと思います」と答える。

山内は「アニメやマンガのすごく美しい世界観を、照明だったり音響だったり、キャストの役作りだったり、すべてのところで表現しようと意識したので注目してほしいです」とコメント。戸谷も「とにかく華やか」と述べながら、「ラストシーンは超派手になってるので楽しみにしていてください」とアピールする。

稽古を振り返り、大崎は「みんないい人たちなんですよ。稽古がすごく楽しくて。今日より明日、いいものを作っていこうという気合いに満ち溢れたいいカンパニーだと思います」と述懐。立道も同意し、「稽古場の空気がよくって、みんなが高め合う感じなんです。自分が出てないシーンでも何かいい案があったら出すような、助け合いのある稽古場でした」と述べる。横井は「いい現場だったんですけど……。稽古初日、山内さんに自己紹介しないまま、アンシーをしばくシーンに入ってしまったんです。だからだいぶ長い間、怖い人だと思われてたそうで(笑)。それを乗り越えて、みんなで仲良くやってこれたのがよかったかなと思います」と話し、笑いを誘う。

最後に能條は「20年前のアニメということで、当時よりパワーアップしたものを皆さんに届けられたらいいなと思います。キャスト一同、千秋楽まで『ウテナ』を全力で盛り上げていき、私も座長としてこの物語を引っ張っていけるよう全力でがんばりたいと思います」と意気込み、会見を締めくくった。

ミュージカル「少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~」

日程:2018年3月8日(木)~3月18日(日)
会場:CBGKシブゲキ!!

スタッフ

原作:ビーパパス
スーパーバイザー:幾原邦彦
脚本・演出:吉谷光太郎
企画・製作:エグジットチューンズ/ポニーキャニオン
制作:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会

キャスト

天上ウテナ:能條愛未(乃木坂46)
姫宮アンシー:山内優花
桐生冬芽:戸谷公人
西園寺莢一:横井翔二郎
有栖川樹璃:立道梨緒奈
薫幹:大崎捺希
桐生七実:鈴木亜里紗
篠原若葉:竹内夢
影絵少女A子:熊田愛里
影絵少女B子:NENE
冬芽・幼少期:池田謙信
西園寺・幼少期:山内涼平

(c)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
(c)ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会