KADOKAWAが、アニメ制作スタジオを集約した制作拠点・Studio One Base(スタジオワンベース)を、2026年秋に東京の池袋・サンシャインシティ内に開設する。
これはKADOKAWAがアニメ・実写領域の制作体制を抜本的に強化する新構想「創る人をつくる。創る所をつくる。」の第1弾となる取り組み。近年、日本のアニメ産業は国内外で拡大を続け、作品数の増加や企画の大型化が進む一方、制作現場はクリエイター不足や業務の複雑化といった課題を抱えていた。業界全体として持続可能な制作体制の整備が求められる中、KADOKAWAは2025年4月にアニメ・実写の制作スタジオを横断的に統括するスタジオ事業局を新設。バックオフィス機能の集約、福利厚生の整備、スタジオ横断の合同リクルートなど、就労環境の改善と人材採用・育成体制の強化を推進してきた。
Studio One Baseでは約1400坪のスペースに、複数のアニメ制作スタジオを物理的に集約。これにより、これまでのKADOKAWAの取り組みを加速させ、情報共有や連携の迅速化、クリエイターが制作に集中できる環境作り、スタジオ間のノウハウ連携や若手育成の強化を図る。また同拠点の開設を起点に、KADOKAWAと豊島区、サンシャインシティは連携を強化。作品鑑賞やさまざまな体験ができた池袋に、アニメ産業を創り、育て、発信する役割を加え、池袋を“世界に誇るアニメシティ”へ発展させることを目指す。
菊池剛(KADOKAWA 執行役 Chief Studio Officer)コメント
この度、新たな制作拠点「Studio One Base」開設を発表できることを大変嬉しく思います。アニメ産業において、その未来を担うクリエイターの皆様が誇りを持って働ける環境をつくることが私たちの使命です。新拠点開設により、アニメ制作現場のイメージを刷新し、スタジオ機能を効率化して生産性を高めるとともに、クリエイターの待遇を改善することで、誇りを持てる職場、憧れる職業となるような「創るところ」に取り組んでまいります。また、豊島区様および株式会社サンシャインシティ様との地域連携を一層強化し、池袋を『世界に誇るアニメシティ』へと発展させることで、グローバルなIP創出力を確立してまいります。
高際みゆき(豊島区長)コメント
KADOKAWA様の新たなアニメ制作スタジオ拠点の開設を心より歓迎いたします。豊島区は『マンガ・アニメ・コスプレの聖地』として、これまで、イベントを中心に様々な取り組みを進めてまいりました。KADOKAWA様との連携により、池袋がアニメの『創る』拠点としても発展し、若手クリエイターの育成や産業、地域活性化などに共に取り組むことで、昨年本区が策定した「豊島区基本構想」の3つの理念「誰もがいつでも主役」「みんながつながる」「出会いと笑顔が咲き誇る、憧れのまち」の実現に大きく近づくことを確信しております。
脇英美コメント(サンシャインシティ 代表取締役社長)
KADOKAWA様のアニメ制作スタジオがサンシャインシティにご入居されることを大変光栄に思います。サンシャインシティは、これまでも 「なんか面白いこと、ある。」をキャッチコピーに様々なエンターテインメントを提供してまいりましたが、今回の巨大なアニメ制作拠点開設により、アニメを創る拠点という新たな魅力が加わることになります。豊島区様、KADOKAWA様と協力し、豊島区・池袋エリアがアニメの聖地として更に認知され、一層の成長と価値向上に繋がるよう、地域と社会に“なんか面白いこと”を実現していきたいと考えております。