「銀魂」舞台挨拶に万事屋集結 杉田智和「声を届けてください。世俗も、肉欲も」
空知英秋原作による「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」の公開初日舞台挨拶が本日2月13日に東京・新宿バルト9で開催され、坂田銀時役の杉田智和、志村新八役の阪口大助、神楽役の釘宮理恵、安藤尚也監督、主題歌を務めたSUPER BEAVERが登壇した。
ボケる杉田智和、ツッコむ阪口大助、笑う釘宮理恵
主題歌「燦然」が大音量で流れる中で壇上に上がった杉田、阪口、釘宮、安藤監督、そしてSUPER BEAVERの渋谷龍太、柳沢亮太、上杉研太、藤原“37才”広明。開口一番、作品ではなく自身の母親について言及する小ボケを交えながら杉田が自己紹介すると、壇上と会場から笑い声が上がった。
そんな杉田は「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」制作の報告を受けた際にドッキリかと思ったと率直にコメント。さらに「新監督、新音響監督で、絵も新しくなると。内容も、テレビシリーズのときには出なかった、いなかったキャラや当たらなかったカメラのアングルがあるって聞いて、なるほどな、リメイクっていうのは本当に新しく生まれ変わる、新生するんだなと。新世紀……わかりました。ほら、あれも、あの作品も、何回も……」と続けようとしたところで、すかさず阪口が「やめなさいよ!ダメだよ。よそ様の作品だよ」とツッコミを入れる。しかしその直後、阪口も制作されると聞いたときの感想をMCから聞かれて「新世紀のあとに!? 別にね……使徒とも戦ってないし」と悪ノリ。釘宮が「続けるんだ!」と笑顔で言葉を挟むと、再び笑い声が会場から巻き起こった。
また真選組の近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、山崎退、そして桂小太郎と原作の「吉原炎上篇」には未登場のキャラクターが参戦することについて聞かれた阪口は、最後の最後に物語を締めるとあるキャラクターに触れる。すると「なんかグラブルのコラボで見たことあります」と杉田が応答し、「だからほかのタイトルを出すなよ!」と、この日何度目かわからない阪口のツッコミが炸裂した。
SUPER BEAVERの柳沢亮太が共感した晴太の小さな思い
そうして作中で繰り広げられる万事屋さながらの掛け合いでひとしきり会場が盛り上がったあと、話題はSUPER BEAVERによる主題歌「燦然」へと移る。ボーカルの渋谷は「こんなに長く愛されているアニメの新劇場版の主題歌のお話をいただいた時はすごく嬉しかったです」と語り、続けて「セリフがいいよね」としみじみした様子で左隣にいた柳沢に投げかけた。すると柳沢も「いいよね」と同調し、制作に当たって同作のセリフや、もともと読んでいたという原作と向き合ったと明かす。
さらに柳沢は、作中で銀時たちが地下の遊郭都市・吉原桃源郷へ向かうきっかけになった少年・晴太に言及。晴太の母親に会いたいという小さな思いから始まる物語に共感したと話し、「僕らはバンドマンですけれども、音楽をやってても、何か1つのものを目指すときに、すごく共通する思いなのかなって。自分たちともクロスする部分を大事に大事にしながら楽曲にしたいなと思いました」と、制作中の心境を説明した。
安藤尚也監督「実はハタ皇子が隠れてる」
柳沢の話を受けて安藤監督は「燦然」について、もともと最後の戦闘シーンで流す構想だったと紹介。柳沢へは「ガレージロック感というかちょっと荒削りで、鳳仙と銀時の泥臭いバトルに合うような音楽を作ってほしい」と伝えたといい、「本当に素晴らしい音楽を作っていただいたので。ピッタリな曲になったかと思います」と賞賛を惜しまない。
また安藤監督はバトルシーンや迫力のある音響以外の注目ポイントとして、「実はハタ皇子が隠れてるところが何カットかあって。探してもらえたら」とコメント。安藤監督による思わぬ仕掛けに会場がざわめく場面もあった。
「たくさんの声を届けてください……世俗、肉欲も」
そして舞台挨拶の終盤には着ぐるみの銀時とエリザベスも登場。登壇者たちと触れ合い、観客席に向けて手を振るなど、積極的なアピールを見せた2人も会場を盛り上げた。
最後の挨拶は登壇者を代表して杉田が担当。「これから皆さんは、次に来る世代の人たちや、今回から新規で入ってきた人たちへ伝えるっていう楽しみがあるんですよね。どこからでもいいんです。今回の映画を見た後にTVシリーズを見てもいいですし、これからも銀魂と向き合い続けてくれるとうれしいなって、心の底から思います。たくさんの声を届けてください……世俗、肉欲も」と、最後までユーモアを忘れないコメントでイベントを締めくくった。
本日公開された「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」は、地下遊郭都市・吉原桃源郷を舞台に展開されるエピソード。スリで生計を立てる少年・晴太と出会った銀時は、彼が生き別れの母、吉原一の花魁である日輪に会いたい一心で盗みを働いていたことを知る。銀時たちは晴太の願いを叶えるべく吉原に乗り込むが、吉原を支配する夜王”鳳仙”が立ちはだかるのだった。
「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」
公開中
スタッフ
原作/スーパーアドバイザーゴリラ:空知英秋
監督:安藤尚也
監修:藤田陽一
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン/総作画監督:竹内進二
デザインワークス:中村ユミ
色彩設計:歌川律子
美術監督:和田千帆
CG 監督:谷口顕也
撮影監督:五明真利
編集:白石あかね
音響監督:長崎行男
音楽:Audio Highs
アニメーション制作:BN Pictures
配給:ワーナー・ブラザース映画、バンダイナムコピクチャーズ、バンダイナムコフィルムワークス、アニプレックス
キャスト
坂田銀時:杉田智和
志村新八:阪口大助
神楽:釘宮理恵
月詠:甲斐田裕子
晴太:三瓶由布子
日輪:井上喜久子
鳳仙:銀河万丈
神威:日野聡
阿伏兎:大塚芳忠
猿赫:山口勝平
桂小太郎:石田彰
近藤勲:千葉進歩
土方十四郎:中井和哉
沖田総悟:鈴村健一
山崎退:太田哲治
お登勢:くじら
キャサリン:杉本ゆう
たま:南央美
