アニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」の公開御礼舞台挨拶が、本日2月7日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、チハル役の寺澤百花、リョーコ役の小松未可子、アサミ役の小野賢章、ハガ役のロバート・ウォーターマン、亀山陽平監督が登壇した。
ポッピーくんと亀山陽平監督によるサプライズで開幕
2025年7月より放送・配信されたショートアニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」を再構成し、新たなシーンを加えた劇場版。同作を観終えたばかりの観客たちのざわめきが収まらない中、舞台挨拶が始まる直前に、作中に登場するポッピーくんの着ぐるみがサプライズで登場する。劇場への入り口から現れ、大きな体を揺らしながら懸命に観客に向けて手を振るポッピーくんには声援や歓声、拍手が贈られた。
ポッピーくんによるサプライズを経て寺澤、小松、小野、ロバートが登壇。いざトークが始まるという段になって、場内に残っていたポッピーくんがおもむろに着ぐるみを脱ぐと、なんと中から亀山監督が現れる。2度目のサプライズに、再び大きな歓声と拍手が贈られた。
そしてその場で衣装に着替え始めた亀山監督に壇上から「監督の生着替えが見れるとは」「一番見られたくないところ」「ポッピーくんの動きがプロでしたね」とツッコミが入りつつ、舞台に上がった亀山監督は開口一番「茶番をすみません」と挨拶。そのまま舞台挨拶が始まると、小松やロバートがポッピーくんの声真似を披露しつつ挨拶をするなど、和やかな雰囲気でトークパートへ移った。
亀山陽平監督「太ももがパンパンです」
トークパートの冒頭でMCから劇場版が公開された今の心境を聞かれた亀山監督は、「劇場公開していただいてることがまだ信じられないです。制作期間も短かったし、もともと3分半のアニメ12話分を1本につなげて起承転結をつけるのが特に大変だったので、なんとか完成してよかったですね」と苦労をにじませるコメント。一方、着ぐるみでのサプライズに関しては「『着ぐるみから俺が出てきたら面白くないですか』って話をスタッフさんとしていたら、本当にやることになっちゃって」と笑顔になる。「昔からおふざけが好きだったのでこういうことをやってはいたんですけど、ちょっと想像以上にしんどくて。太ももがパンパンです」と続けた。
マキナ役の永瀬アンナと劇場に観に行く約束をしていると言い、まだ映画館で劇場版を観ていないという寺澤は、「昨日からほぼ席が取れなくて、グッズも完売していると伺っています。私がそんな作品に携われてるのが不思議な気持ちで、すごくうれしいです」とコメント。小松は「今日も現場入りのときグッズ売り場の近くを通ったんですけど、みんなずっとグッズを見ていて、作品への盛り上がりを目の当たりにできてうれしかったですね」と話す。
ロバート・ウォーターマン「演技という意味で本当に幸せな作品」
そんな2人に対し、劇場版より登場となったアサミの声を担当する小野は「アサミを皆さんがどう受け取られたのかなと気になって、ドキドキしてます」と打ち明けた。若干緊張の面持ちという小野にMCから「収録時の印象的なエピソードは?」という質問が飛ぶと、「普段のアフレコでは映像を観ながら合わせていくんですね。今回も最初は映像を観て収録するんですけど、その後は映像なしで、会話だけで録っていったので、自分の好きなタイミングで演じられました。それはすごく楽しかったですね」と表情が柔らかくなる。
アサミと同じく劇場版でお目見えとなったハガ役のロバートも、同作の特徴の1つであるキャラクターたちの小気味よい会話に言及。「ネタ合わせとか舞台の読み合わせなのかなってぐらい掛け合いをやらせていただいたので、演技という意味で本当に幸せな作品だと思いました」と言い添えた。
小松未可子が驚いた小野賢章の度胸
作中でアサミとハガとのシーンが多いリョーコ役の小松は、2人との収録を振り返り「めっちゃ楽しかったです!」と言い、「賢章くんがどんどんアドリブを入れてきて。初めて入る現場で、劇場版で、最初からアドリブ入れてたでしょ? できないよそんなこと。ハートが強すぎて、アサミそのものだった」と表現。先輩からの振りを受けて小野は「収録の前日までに作品の空気感を把握して、『これはアドリブだろ!』みたいな。それにスムーズに録れたような印象があったんですけど」と、隣に立つ監督へ話を振る。
すると亀山監督は「アニメ版の収録時はどういう作品になるかイメージがまだないので、『なんかこれでいいのかな……』って自分も緊張してて。でも劇場版はゴールがなんとなく想像できてる中での収録だったので、皆さんも楽しんでくれた気がします」と分析。和気あいあいとしたアフレコになったと振り返った。
推しはリョーコ、キャラ愛炸裂の寺澤百花
その後キャスト陣それぞれがお気に入りのキャラクターやシーン、セリフを挙げることになり、寺澤は「リョーコさんが大好きです」と一言。「あの気だるげなところが好きだし、チハルたちに見えないところでこんなに熱くがんばってくれてたんだってわかって、そういう部分を見れたのもうれしかったし」と、リョーコへの愛を前面に押し出す。
さらに「リョーコさんがハガさんに『ハゲが!』って言って、ハガさんが『ハゲじゃねえよ!』って返す例のシーン、あそこで何度も笑いました」と好きなシーンをピックアップ。これを受けて小松とロバートが即興で件のシーンを再現すると、寺澤は「最高です!」とファンさながらの反応を見せる。またこのシーンの裏話として何回もテイクを重ねたことが小松とロバートから語られると、亀山監督も「最終版が録れたときがスタッフ側でも笑いが起きてました」と付け加えた。
今後やりたい企画は? アサミとハガの外伝、アサミとカナタの絡みも
小松は好きなキャラクターとしてアサミをチョイス。リョーコと違ってチハルたち受刑者と一定の距離を置く彼のスタンスに、「ドライというか、人間味が消える一瞬があって、ちょっとゾクッときたな。深堀りしたいキャラクターだなって」とアサミを選んだ理由を明かす。
これに小野が「もうちょっとしゃべったらいろいろ出てくるのかな」と続けると、亀山監督が「犯罪者に対してドライなアサミの内面の変化をがんばって入れようとはしたし、そこは映像で見せたかったんですが時間がなくて」と苦笑い。劇場版の制作において悔しかったことの1つであると話すと、小野が「外伝を作ってもらうしかないですね」と返し、さらに小松が「外伝のアサミとハガのストーリーをね」と後押し。観客も拍手で期待感を表すと、亀山監督が「ぜひご期待ください」とこれに応える一幕もあった。
このやり取りに関連して、今後やりたい企画を登壇者が答える場面も。その中でリョーコとアサミが合コン現場で鉢合わせするというアイデアや、そこにチハルやマキナが居合わせるのはどうだろうという意見も。そして亀山監督自身も「演者さんたちは素の掛け合いからすごい素敵なので、やっぱりそういう瞬間を『ミルキー☆サブウェイ』の世界でももっと描けたらと思ってます。それこそアサミとカナタの絡みとか」と、今後に期待を覗かせた。
「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」あらすじ
「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」は、ショートアニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」に新たなシーンを加え制作された劇場版。暴走する惑星間走行列車、通称“ミルキー☆サブウェイ”に居合わせたチハルとマキナ、アカネとカナタ、カートとマックスの6人が、列車を止めるため車内を奔走する。
「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」
公開中
スタッフ
原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・音響監督・制作:亀山陽平
企画制作:シンエイ動画
製作:タイタン工業
配給:バンダイナムコフィルムワークス
キャスト
チハル:寺澤百花
マキナ:永瀬アンナ
リョーコ:小松未可子
アカネ:金元寿子
カナタ:小市眞琴
カート:内山昂輝
マックス:山谷祥生
O.T.A.M.:藤原由林
アサミ:小野賢章
ハガ:ロバート・ウォーターマン