「攻殻機動隊展」明日開幕!夜の来場もオススメ「夜景も大変魅力的」と製作幹事が語る

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」で展示されているタチコマ (c)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

アニメ「攻殻機動隊」の展覧会「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の先行内覧会が、本日1月29日に東京・TOKYO NODE GALLERYで開催された。

「攻殻機動隊」史上最大規模の展覧会、体験型企画も多数

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」は、「攻殻機動隊」史上最大規模の展覧会。アニメシリーズ全作品を網羅しつつ、約30年にわたる歴史を横断的に体験できる初の展覧会でもある。会場では歴代監督の撮り下ろしインタビュー映像をはじめ、1600点を超える制作資料を公開。ARグラスを装着してタチコマと一緒に会場を巡ることができる“電脳VISION”や、笑い男になれる鏡“Laughing Man Mirror”など、多彩な体験企画も用意されている。

明日30日の開幕を前に行われた先行内覧会には、同展の製作幹事で「攻殻機動隊」のプロデューサーを務める講談社の笹大地氏、展覧会の統括ディレクターを担当する森ビルの桑名功氏、KDDIのグローバル・ライセンス・プロデューサーである三浦伊知郎氏、ARグラス「電脳VISION」統括プロデューサーの砂原哲氏(KDDI)が出席。それぞれから展覧会の見どころなどが語られる説明会の時間も設けられた。

展覧会開催のきっかけは押井守監督の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」

説明会で笹氏は、展覧会開催のきっかけとして押井守監督が手がけた「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を挙げた。2025年11月に同作の公開から30年を迎えるに当たって「攻殻機動隊」を盛り上げていきたいという意欲があったと明かし、長らくシリーズを手がけるProduction I.Gとやり取りする中で、同社が保管する膨大な原画や制作資料を生かしたイベントの構想が生まれたと説明する。

そしてこの構想をKDDIの三浦氏に相談したところ、同社が持つ最新鋭の技術と組み合わせたイベントができないかという話になり、やがて展覧会の開催に至ったのだという。加えて笹氏は会場から見える虎ノ門周辺の夜景と展示物のコントラストも特徴だとして、「夜景も大変に魅力的ですので、夜に来ていただくのもいいかと思います」とコメントした。

笹氏が言及した夜景を特に楽しめるのは、会場に入ってすぐの「NODE」エリアだ。天井から巨大なケーブルが伸び、至るところにアニメの映像などを投影したこのエリアは、「攻殻機動隊」で描かれる電脳空間を彷彿とさせる。エリアには8台の端末が設置されており、これを使って「すべてのアニメシリーズのすべてのシーンを検索していただける」と森ビルの桑名氏が解説。「ここで皆さんが好きなシーンを探し出していただいて、それらがどう作られたのかを先のエリアで知ってほしい」と狙いを明かした。

展覧会のメイン「DIG」エリアの見どころ

「NODE」エリアを抜けると、各作品のキービジュアルがずらりと並ぶスペースが。最奥にあるモニターでは、歴代監督の撮り下ろしインタビューを放映しており、監督たちが自身にとっての「攻殻機動隊」とは何なのかを語っている。

ここを抜けると、1600点以上の資料が整然と並ぶ展覧会のメインエリア「DIG」に突入。設定資料、原画、背景美術、セル画など膨大な資料が作品ごとまとめられている同展の肝になる場所だ。頭上には各作品の映像も放映されており、資料とアニメーションを見比べることもできる。

「DIG」エリアの中央には“Digital Dig”と題した一帯を用意。アニメーターのデスクトップに保存されている資料を自由に閲覧できるPCが置かれており、来場者自身が資料を“ディグる”ことができる。さらにその奥には資料が入ったカット袋を来場者自身の手でディグり、お気に入りの1枚を購入できる“Analog Dig”も。無数のレコードが置かれたショップでお気に入りの1枚を見つける、宝物を探すときのような体験を味わうことができる。

そしてタチコマが原画を解説してくれる“電脳VISION”を楽しむことができるのも「DIG」エリアの特徴だ。さらに、リアルタイムで来場者の顔が笑い男のマークにハッキングされる“Laughing Man Mirror”のモニターも設置。クリエイターとのコラボ作品もところどころに展示されており、見どころは盛りだくさんだ。

空山基の新作彫像も存在感を放つ

また「DIG」エリアからつながるスペースには、現代美術家・空山基による彫像「Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1」を展示。原作者・士郎正宗と往復書簡を交わすほどの親交があった空山が、「攻殻機動隊」の主人公・草薙素子をモデルに制作した新作だ。膨大な資料が並ぶ「DIG」エリアとは対照的に、1体の彫像だけで構成された展示空間になっており、さまざまな角度から世界初公開となる作品を鑑賞できる。

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」は、明日1月30日に東京・TOKYO NODE GALLERYで開幕。通常のチケットに加えて、各種特典付きのチケットが各プレイガイドにて販売中だ。4月5日までの会期中には、総勢90人以上のアーティストやクリエーターが出演する特別イベントも開催される。

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」開催概要

期間:2026年1月30日(金)~ 4月5日(日)
時間:月曜日12:00~18:00
火曜日~木曜日12:00-21:00
金曜日12:00~18:00予定 ※イベントなどにより変更
土曜日、日曜日、祝日10:00~21:00
※最終入場 各日閉館30分前
会場:東京都 TOKYO NODE GALLERY A/B/C

(c)士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会