「映画ドラえもん」スネ夫の暴走に会場ざわつくも、サバンナ高橋「最高だよ！」

2018年3月3日2018年3月3日 editor

「映画ドラえもんのび太の宝島」初日舞台挨拶の様子。

「映画ドラえもんのび太の宝島」の初日舞台挨拶が本日3月3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。フィオナ役の長澤まさみ、トマト役の高橋茂雄（サバンナ）、今井一暁監督が登壇した。

元気に登場したドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が会場を盛り上げたあとステージに上がった長澤、高橋、今井監督。長澤は「子供の頃から大好きな『ドラえもん』の声優をやらせてもらえて、本当に光栄に思っています。ドラえもんの一員になれてうれしかったです」と喜びを語る。「映画ドラえもん」にて2年連続ゲスト声優を務めた高橋は、「いち『ドラえもん』大好き芸人として、今年の『ドラえもん』ホンマに面白かったんで、この作品に関われて本当にうれしく思ってます！」とコメント。今井監督は「映画館を出るときに皆さんが笑顔であれば、来るときより少しでも気持ちが前向きになっているようであれば、こんなにうれしいことはありません」と述懐した。

「3年連続で出たいです！」と早くも次回作への出演を熱望する高橋。「そんなに言うんだったら……パパの友達の映画プロデューサーに相談してあげてもいいけど」と語るスネ夫に即座に擦り寄り「スネちゃまよろしくお願いしますー！」と握手を求める。司会に「高橋さん、それでいいんですか？」と問われると「スネ夫の権力に負けてしまいました」と照れ笑いを浮かべた。

本作にひみつ道具・なりきりキャプテンハットが登場することにちなんで、のび太から登壇者に「子供の頃になりたかったものは？」との質問が飛び出すと、長澤は「お菓子作りが好きだったので、パティシエになりたかったんです」と回答。スネ夫が「似合うよねー。長澤さん自身がデザートみたいな人だもんね」と続けると、高橋から「どういう意味なの？甘いってこと？（会場が）ざわざわしてるやないか！」とツッコまれてしまう。そんな様子を見て長澤は「今日スネ夫くん飛ばしてるなあ」と笑い、「ハリキリすぎちゃって……」と話すスネ夫に、高橋も「いいよ、最高だよ！」と称賛した。

続けてジャイアンからは同作が“航海”の物語であることにかけて、「後悔していることは？」という質問が投げかけられる。今井が「今回の映画でですね……」と話し始めると、スネ夫はすかさず「えっ、失敗作なの!?」と口を挟むが、一部のシーンで音と映像がずれていることが明らかになった際には「DVDになるときに直そうよ！」と前向きなコメントを残した。暴走気味なスネ夫に長澤は「スネ夫くんがすごすぎてしゃべる隙が……」と圧倒された様子を見せながら、「共演するってこういうことだなってくらい、みんなの人柄が見えてとっても楽しい舞台挨拶になってるなと思います」と笑顔を見せる。またマスコミによる写真撮影の際は、観客から手を振られる光景にジャイアンが「おお、みんな手を振ってくれてる……！ありがとう……！俺は感動しそうだ……！」とコメントしていると、スネ夫からは「感動しそうなの？感動してよ」と鋭いツッコミが飛んでいた。

「映画ドラえもんのび太の宝島」は全国にて公開中。脚本は「君の名は。」「バケモノの子」などで知られる川村元気が、主題歌と挿入歌は星野源が手がけている。また長澤、高橋に加え大泉洋がシルバー役として出演した。