舞台「おそ松さん」不安げな柏木佑介に高崎翔太「安心して、ちゃんとウザいです」

舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 2~」ゲネプロより。

テレビアニメ「おそ松さん」を原作とした舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~」の東京公演が、本日3月1日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。これに先駆け、本日同会場にて囲み取材とゲネプロが行われた。

囲み取材にはおそ松役の高崎翔太、カラ松役の柏木佑介、チョロ松役の植田圭輔、一松役の北村諒、十四松役の小澤廉、トド松役の赤澤遼太郎に加え、F6のおそ松役の井澤勇貴、カラ松役の和田雅成、チョロ松役の小野健斗、一松役の安里勇哉、十四松役役の和合真一、トド松役役の中山優貴が登壇。アニメでキャラクターデザインを手がける浅野直之が、舞台版のキャストをモデルに描き下ろしたイラストも公開された。

同作が第2弾となる舞台「おそ松さん」。高崎は前回公演に比べて客席が増えたことに触れ、「見切れ席はすごく見切れるらしいんですけど……ドンマイ! 見切れてても楽しめる作品にしたいです」と冗談交じりに意気込みを語った。「カッコいいだけじゃないカラ松をお届けします」と柏木がコメントすると、両脇の高崎と植田からは「うるせえよ!」とすかさずツッコミが飛ぶ。続く植田が「(チョロ松の)普段の役割である“ツッコミ”以外に挑戦しています。今回は全員が予想の斜め上を行ってると思います」と真面目に説明すると、登壇者たちは「まるで取材みたい!」と口々に述べた。

“真面目にふざける”を目標に掲げる井澤は、「6つ子には6つ子の、F6にはF6のやらなきゃいけないことがある。楽しみつつ駆け抜けたい」と意気込む。和田は「俺、脱ぎます」と力強く一言発すると、「(客席が)3階席まであるんですけど。安心してください、届けます! 待っとけよブス共!」とカラ松のセリフを引用しながらメッセージを贈る。和合は「世界中のエンタテインメントの凝縮と言っても過言ではありません! ……過言でしたね?」と周囲を見回しながら付け加え、「『舞台でこんなことしちゃうんだ!』ということを体現しています」と期待を煽った。

稽古中の印象的だったエピソードを尋ねられた高崎は、稽古最終日にカラ松役の柏木が「俺、今回全然面白いことやってないんだよな。(印象に)残るかなあ……」と吐露していたことを明かす。高崎は「安心してください、ちゃんとウザいです」と隣の柏木に視線を送りながら、「自分とカラ松がマッチしすぎて、面白いことを面白いと思えなくなってきてる」と柏木の役作りを分析した。また最後に高崎は「松野家の一生を僕らが背負っていけるような第2弾にできればと思っています。舞台シリーズが続いていって……いつか童貞を卒業して、幸せな結婚を迎えられたらいいな(笑)」と挨拶した。

公演はアニメ版の背景をイメージしたセットや映像をバックに、6つ子の1日を描いたショートストーリーを展開。6つ子のイケメンバージョンであるF6もパフォーマンスを繰り広げ、客席に降りてファンサービスを行う場面も登場する。さらに出口亜梨沙演じるトト子、窪寺昭演じるイヤミ、KIMERU演じるチビ太、原勇弥演じるハタ坊も歌やダンスに参加し客席を盛り上げた。なお同公演のライブパートではペンライトが使用可能だ。

舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~」東京公演は、3月11日まで上演。千秋楽公演は全国の映画館でのライブビューイングが行われる。また浅野直之描き下ろしによる舞台キャスト陣のイラストは、トレーディングダイカットステッカー、トレーディング缶バッジとして発売。東京公演の会場のほか、アニミュゥモ、アニメイト日本橋、アニメイト梅田にて購入できる。

舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~」東京公演

期間:2018年3月1日(木)~11日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

スタッフ

原作:赤塚不二夫「おそ松くん」
演出:小野真一
脚本:伊勢直弘、鹿目由紀、小峯裕之
音楽:橋本由香利
劇中歌プロデュース:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

キャスト

おそ松:高崎翔太
カラ松:柏木佑介
チョロ松:植田圭輔
一松:北村諒
十四松:小澤廉
トド松:赤澤遼太郎
おそ松(F6):井澤勇貴
カラ松(F6):和田雅成
チョロ松(F6):小野健斗
一松(F6):安里勇哉
十四松(F6):和合真一
トド松(F6):中山優貴
トト子:出口亜梨沙
イヤミ:窪寺昭
チビ太:KIMERU
ハタ坊:原勇弥

(c)赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2018