「ONE PIECE」中井和哉がチョッパー吹替えに挑戦、尾田栄一郎は今後の展開に言及

「ジャンプフェスタ2026」 の「ONE PIECE」ステージイベントの様子 (c) SHUEISHA Inc. All rights reserved.

尾田栄一郎「ONE PIECE」のステージイベントが、本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2026」で行われた。イベントにはアニメでモンキー・D・ルフィ役を務める田中真弓をはじめ、ロロノア・ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、ウソップ役の山口勝平、サンジ役の平田広明、トニートニー・チョッパー役の大谷育江、ニコ・ロビン役の山口由里子、フランキー役の木村昴、ブルック役のチョー、ジンベエ役の宝亀克寿が登壇した。

イベントは生アフレコからスタート。実写版となるNetflixシリーズ「ONE PIECE」シーズン2が2026年3月10日に配信スタートすることから、来年は“チョッパーの年”になるとして、キャスト陣はトナカイの角をつけてステージに登場する。そしてチョッパーが登場する「ONE PIECE」第955話、第648話、第472話、第347話、第309話、第185話、第140話の生アフレコを披露した。

続いて実写ドラマシーズン2の配信に向けて、「日本語版チョッパーの吹替えキャストオーディション」を開催。山口勝平がやってみたい人はいるかと問いかけると、全員が挙手をする。中でも中井が元気よく手を挙げると、周りから疑問の声があがり、その流れで実際に演じてみることに。23巻のシーンで、Dr.ホゥ役を平田、ビビ役を岡村が務め、「じろじろ見てんじゃねーよ!!! バカがぁ!!!」と力を込めて演じた中井だが、キャストたちの判定により不合格となった、

続いて宝亀がチョッパーを演じることに。同じシーンに登場するトンジット役はチョーが担当した。原作シーンに合わせてチョーが倒れる場面も見られたが、結果はまたしても不合格になった。最後は山口由里子がチョッパーに。フランキーとチョッパーの絡みを木村とともに演じ、これまでで一番似ていると評価を受けたが、惜しくも不合格となった。

そして、日本語吹き替えのキャストとして、チョッパー役を大谷が務めることが解禁されると、そりゃそうだという反応が返される。スクリーンに映された実写版のチョッパーに声をあててほしいと言われた大谷は、「だっで ごの世に”…治ぜない病気はないんだがら”!!!!」のシーンに沿ってチョッパーを熱演した。さらにミス・オールサンデー役は山口由里子が吹き替えとなることも発表。山口由里子は“六輪咲き”(セイスフルール)を披露した。

続いて田中が撮影した写真を紹介する「真弓のスマホ写真館」コーナーへ。一番多かったのは、“ファッションチェック”として撮影していた平田の写真。中には大河ドラマ出演時の中井の着物姿もあった。そのほか、「AnimeJapan」でコントをした際の田中、山口勝平、木村の写真や、直近で「エルバフ編」収録開始記念のケーキの写真などが紹介された。

その後、今年開催された「第7回 ONE PIECEナレッジキング決定戦」の表彰式を実施。第7代ナレッジキングに輝いたきゃん氏がステージに登壇し、宝亀から優勝旗を手渡される。また満面の笑みのシャンクスが描かれた尾田直筆のカラー色紙を大谷から授与されると、「生きててよかったです」とコメント。さらに声優陣からセリフのプレゼントとして、平田演じるサンジの「一つ覚えとけ」「”女のウソ”は許すのが男だ」という言葉が贈られた。キャスト陣も嬉しそうなきゃん氏を見て喜びをあらわにした。

そして田中が尾田から寄せられた手紙を代読。実写ドラマで新たに登場するチョッパーを観て「新しい映像が上がってくる度、僕はキャワイイキャワイイゆうてます」と綴る。そして新たなアニメ映画については「超気長に待っててください」とファンへ伝えた。また原作についての今後の展開にも言及し、「海賊王しか行き着けなかったあの島へ!?」「ヒノキズの男も登場!!」「会う事のなかったあいつとあいつがついに遭遇!!」「来年は遭遇祭りかな?」といったコメントを綴り、期待を煽る。最後は登壇したキャストからコメントが送られ、「Family」を全員で歌い、イベントは閉幕した。

その後、実写ドラマのキャストからジャンプフェスタの観客、視聴者に向けたビデオメッセージが公開。さらに明日12月22日発売の週刊少年ジャンプ2026年4・5合併号(集英社)の「ONE PIECE」巻頭カラーが先んじて公開された。