「攻殻機動隊」展覧会、体験コンテンツで笑い男が出現 「カット袋」も持ち帰れる

「“NODE”(思考の結節点)」のイメージ画像

アニメ「攻殻機動隊」の展覧会「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の展示構成が公開された。

展覧会は、「攻殻機動隊」の情報ネットワークに接続することができる「“NODE”(思考の結節点)」からスタート。来場者がアニメ作品の世界に“ダイブ”したかのような体験を味わえる「巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”」と、「攻殻機動隊」を象徴する名場面、「有線接続」が空間に立ち上がる「“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”」が楽しめる。続く「“STORY”(世界への導入)」では、展覧会のテーマであるそれぞれの「Ghost(ゴースト)=精神・意識」と「Shell(シェル)=身体・器」、そして「攻殻機動隊」とはなんだったのかを語る、押井守監督、神山健治監督、黄瀬和哉監督、荒牧伸志監督のインタビュー映像が映し出される。

メインとなるコーナー「“DIG”(掘り起こす)」には、約1000平米の空間に1600点を超える制作資料が一堂に集結。「“DIG”セクション」では、ARグラスを装着しタチコマと一緒に原画を巡る「電脳VISION」をはじめ、AR技術とプログラミングにより顔がリアルタイムでマスキングされ、笑い男が出現する「笑い男になる鏡 “Laughing Man Mirror”」や、複製原画入りの「カット袋」を自らの手で掘り起こし、そのまま持ち帰れる「手で掘り起こす記憶 “Analog Dig”」などの体験コンテンツが設けられている。なお「電脳VISION2」は事前予約制、「手で掘り起こす記憶 “Analog Dig”」は現地購入可能だが有料となるためご注意を。

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」は、「攻殻機動隊」の全アニメシリーズを横断する初の大規模展覧会。その37年の歩みを一望しながら、「Ghost=精神・意識」と「Shell=身体・器」をあえて切り離し、人間の根源へ迫る「攻殻機動隊」の本質を解き明かす。2026年1月30日から4月5日にかけて、東京・虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE GALLERY A/B/Cで開催される。

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」

会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)
会場:東京都 TOKYO NODE GALLERY A/B/C

(c)士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会