「勇者刑に処す」に阿座上洋平「命削って作られてる」上映会で世界に届けとアピール

TVアニメ「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」の先行上映会に登壇した石上静香、飯塚麻結、阿座上洋平、布川ひろき、みちお

TVアニメ「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」の先行上映会が、本日12月13日に東京・新宿ピカデリーで開催され、ザイロ・フォルバーツ役の阿座上洋平、テオリッタ役の飯塚麻結、パトーシェ・キヴィア役の石上静香が登壇。同作の見どころなどを語った。

この上映会ではテレビ放送に先がけて第1話~第3話が公開され、その直後にキャストたちによるトークショーがスタート。未だ余韻に浸る観客に向けて阿座上は「本当によかったと思う人だけ拍手してください!」と投げかけ、観客席から返ってきた大きな拍手を浴びる。次いでMCの天津飯大郎に、60分スペシャルとしてオンエアされる第1話の感想を求められた石上が「最後のザイロのあのシーン! よかったですよね」と話し、飯塚が「息つく暇もなかったですよね」とコメント。これに阿座上も同意して、「僕も初めてこの第1話を観たときはいい意味で疲れました。そういうことができるのがアニメーションの力だと思うので、それが伝わってくれていたら」と続けた。

天津が「この作品はキャラクターが非常に魅力的ですよね」と水を向けると、石上が「3話まで観るとノルガユ陛下の好感度が一番上がりませんか?」と返し、阿座上と飯塚は「カッコいい!」と答える。上田燿司が演じるノルガユは、自分を国王だと思い込み、王室に大規模なテロを行ったテロリスト。尊大な態度を見せるが民を思う気持ちは本物というキャラクターだ。キャストの間でも人気が高いとのことで、飯塚は推しキャラクターとしてノルガユをピックアップ。「付いて行きたくなりますよね。『民よ!』と呼びかけるシーンがあって、私も『おお!』となっちゃいました」と語る。さらに、自我や思考力を失い言葉も話せない狂戦士・タツヤにも話がおよび、阿座上が「ちょっとかわいくないですか?」と評すると、石上が笑顔で多少戸惑いつつ「見ようによっては!」と返す場面も。

また、登壇者たちが演じるキャラクターにも触れられ、阿座上はザイロについて「強いしカッコいいんだけど、どこか泥臭い」と一言。「異形(フェアリー)にも苦戦するから、命のやり取りがリアルに感じられます。ちゃんと血と汗と涙を流しながら戦ってるのが彼の魅力だと思っていて、そこはお芝居の中で出したいんです。人間味を感じるような、息遣いが聞こえてくるような感じに演じられたかな」と、アフレコ時の様子を振り返る。ザイロたち主要キャラクターはもちろん、松岡禎丞が演じるタツヤ、そしてノルガユなど、個性的なキャラクターが多く登場するのが同作の魅力だと語られた。

そしてアニメーションとして魅力を伝えるシーンとして挙げられたのが「魔王現象」だ。作中でフェアリーと呼ばれる異形を生み出すこの現象は、人類にとっての災厄として描かれる。石上が「フルカラーになった魔王現象があまりにもグロテスクすぎましたよね。あんなにカラフルなんだ」と触れると、天津が「いや、あれすごかったですね。あんまり見たことないグロさというか、カラフルだからこそ不気味なんですよね」と補足。作中で注目のシーンとして紹介された。

イベントの中盤には応援アンバサダーとしてお笑い芸人のトム・ブラウンが登場。布川ひろきがザイロ、みちおがテオリッタのコスプレで登壇し、キャストと観客を沸かせる。お馴染みの「ダメー!」という布川のツッコミがみちおに炸裂すると会場は笑い声に包まれ、何度も布川のツッコミを受けたみちおのコスプレ衣装が壊れかけるアクシデントも。トム・ブラウンの登場以降、上映会はさらに盛り上がりを見せた。

終盤には登壇者それぞれからテレビ放送に向けての意気込みが語られ、阿座上が最後の挨拶を担当。「制作のスタッフの方とお話しする機会もあるんですが、皆さん、血を流しながらというか……スタッフの方々が命を削って作ってます。作品に挑んでいるのをすごく感じます。そんな作品だからこそ日本だけでなく、世界中の人に届いてほしいです。皆さんと作品を盛り上げていけたら本当にうれしいので、何卒よろしくお願いします。本日はありがとうございました!」と語り、上映会を締めくくった。

「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」は、死ぬこともできずに魔王と戦う“勇者刑”に処された元聖騎士団長のザイロが、“剣の女神”テオリッタと出会い、復讐のために戦う物語。地上波では全国28局にて、2026年1月3日22時より順次放送。初回は60分拡大スペシャルで、第2話以降は1月15日より放送される。

TVアニメ「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」

放送情報

TOKYO MX:2026年1月3日(土)22:00~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜22:30~
関西テレビ:2026年1月3日(土)27:45~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜25:45~
BS日テレ:2026年1月3日(土)23:00~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜25:00~
AT-X:2026年1月9日(金)22:30~
テレビユー福島:2026年1月8日(木)25:57~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜24:59~
長野放送:2026年1月8日(木)25:35~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜25:20~
ミヤギテレビ:2026年1月8日(木)25:29~
琉球放送:2026年1月8日(木)26:00~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜25:31~
テレビ新広島:2026年1月8日(木)25:50~
秋田朝日放送:2026年1月8日(木)25:56~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜25:50~
青森放送:2026年1月8日(木)25:54~
RKB毎日放送:2026年1月8日(木)25:59~
長崎国際テレビ:2026年1月8日(木)26:04~
チューリップテレビ:2026年1月8日(木)26:26~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜26:22~
テレビ静岡:2026年1月8日(木)26:20~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜26:25~
大分放送:2026年1月8日(木)26:26~
メ~テレ:2026年1月8日(木)26:36~ ※第2話放送の1月15日より毎週木曜26:30~
テレビ山口:2026年1月8日(木)26:30~
IBC岩手放送:2026年1月8日(木)26:58~
四国放送:2026年1月8日(木)27:07~
新潟放送:2026年1月9日(金)25:53~
あいテレビ:2026年1月9日(金)25:53~
テレビ山梨:2026年1月9日(金)26:55~
テレビユー山形:2026年1月10日(土)24:28~ ※第2話放送の1月17日より毎週土曜24:58~
福井テレビ:2026年1月10日(土)25:15~
日本海テレビ:2026年1月10日(土)26:00~
鹿児島放送:2026年1月10日(土)26:30~
HTB北海道テレビ:2026年1月11日(日)25:45~

配信情報

Prime Video:2026年1月3日(土)22:00~(地上波同時・単独最速配信) ※第2話配信の1月15日より毎週木曜22:30~

その他サイト:2026年1月6日(火)22:00~ ※第2話配信の1月18日より毎週日曜22:30~

スタッフ

原作:ロケット商会(電撃の新文芸/KADOKAWA刊)
原作イラスト:めふぃすと
監督:髙嶋宏之
シリーズ構成・脚本:猪原健太
助監督・クリーチャーデザイン:中小路佳毅
キャラクターデザイン:野田猛
世界観設定:池信孝
プロップデザイン:須川康太
音楽:滝澤俊輔
アニメーション制作:スタジオKAI
製作:勇者刑に処す製作委員会

キャスト

ザイロ・フォルバーツ:阿座上洋平
テオリッタ:飯塚麻結
パトーシェ・キヴィア:石上静香
ドッタ・ルズラス:堀江瞬
ベネティム・レオプー:土岐隼一
ノルガユ・センリッジ:上田燿司
タツヤ:松岡禎丞
ツァーヴ:福島潤
ジェイス・パーチラクト:千葉翔也
ニーリィ:日笠陽子
ライノー:中村悠一
フレンシィ・マスティボルト:大西沙織

(c)2024 ロケット商会/KADOKAWA/勇者刑に処す製作委員会