名古屋で初の国際アニメーション映画祭開幕、国内外の多彩なアニメーション作品集う

左から愛知県の大村秀章知事、審査員のオーブリー・ミンツ氏、名古屋市の松雄俊憲副市長、審査員の塩田周三氏

今年初開催となる国際アニメーション映画祭「第1回 あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」が、本日12月12日に開幕した。

ミッドランドスクエアシネマ、109シネマズ名古屋ほか愛知県名古屋市内で12月17日まで行われる「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」。“クリエイターファースト”の視点から多くの作品を創出し、グローバルに発信することで、アニメーション文化・産業の発展と振興に貢献することを目指す。本日行われた開会式にはフェスティバルディレクターの井上伸一郎氏、大村秀章愛知県知事らが登壇。大村知事は「愛知県で国際的な映画祭が開催され、世界中の皆様とアニメーションの持つ多様な魅力や無限の可能性を分かち合えることを大変うれしく思っております。この映画祭が皆様にとって忘れられない時間となり、愛知・名古屋から世界へこのアニメーション文化の魅力がさらに広がっていくことを、心から願っています」と挨拶した。

またオープニング作品として、キム・ヨンファン監督「Your Letter」を上映。キム監督は「ANIAFFの最初の開幕作に選ばれたということを、大変うれしく思っております」と喜びを語り、「私は日本のアニメーションを愛しています。宮崎駿監督のジブリ作品はすべて見ていますし、学生時代は渡辺信一郎監督の『カウボーイビバップ』が好きでした。新海誠監督の作品もほとんど観ており、今年は『ルックバック』を観ましたし、『鬼滅の刃』などももちろん観ています」と日本のアニメへの愛を明かした。「Your Letter」はコミックス・ウェーブ・フィルムの配給により、2026年に日本での劇場公開が決定している。

「第1回 あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」では明日以降も細田監督作の特集上映や、各国のクリエイターによるトークセッションやカンファレンス、セミナーなど多数のプログラムを開催。長編コンペティション部門には「ひゃくえむ。」「ホウセンカ」など11作品がノミネートされている。

「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」

会期:2025年12月12日(金)~17日(水)
会場:ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドスクエア シネマ2、109シネマズ名古屋を中核とした上映施設、名古屋コンベンションホール、ウインクあいち 5カ所を予定

主催:あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル実行委員会
ジェネラル・プロデューサー:真木太郎
フェスティバル・ディレクター:井上伸一郎
アーティスティック・ディレクター:数土直志
企画・制作:株式会社ジェンコ
共催:愛知県・名古屋市
協力:中日本興業株式会社、株式会社東急レクリエーション、株式会社新東通信、学校法人 日本教育財団名古屋モード学園・HAL名古屋、animate、BVコミュニケーションズ株式会社
協賛:アンスティチュ・フランセ、アルプスアルパイン株式会社
特別協力:ASIFA-Hollywood、Women in Animation