麻宮騎亜、サイレントメビウスとマーベル・アベンジャーズのクロスオーバー作品描く
麻宮騎亜「サイレントメビウス」と、マーベルの「アベンジャーズ」のクロスオーバーによるマンガ「サイレントメビウスX(クロス)アベンジャーズ」が、2026年にアメリカのマーベルで連載される。
これは千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2025」内で発表されたもの。麻宮は1999年に日本人初のアーティストとしてアメコミの世界に挑戦し、「X-MEN」「バットマン」「スター・ウォーズ」「ヘルボーイ」「ソー」などのマンガを執筆してきた。2026年にマンガ家デビュー40周年を迎える麻宮。イラスト以外のアメコミでの仕事は引退を表明しているが、今回マーベル側より直接オファーを受け、「サイレントメビウスXアベンジャーズ」が、その最後を飾るものになる予定だという。
発表に合わせてティザーイラストとキャラクタースケッチが公開。ティザーイラストには「サイレントメビウス」と「アベンジャーズ」、それぞれの作品のキャラクターが描かれた。またスケッチは麻宮がマーベル側との確認のために描いたもので、「サイレントメビウス」の主人公である香津美リキュールと「アベンジャーズ」のキャプテン・アメリカの2枚が披露された。
マンガは全6回を予定。シナリオ、ペンシル、インク、カラーすべてを麻宮が1人で担当する。また麻宮の代表作、関連作品をテーマとしたイベントも企画中。日本語版および日本での出版は現段階では未定となる。
なお「東京コミコン2025」のアーティストアレイの麻宮のブースでは「サイレントメビウスXアベンジャーズ」の先行特集本「スターターブック」のほか、直筆サイン入りのアートプリント2種を販売。スターターブックには、メインキャラ12人のスケッチに加え、麻宮、マーベルコミック編集長のCBセブルスキー氏、2人とともに「東京コミコン2025」のステージに登壇した翻訳家の柳亨英氏によるコメントが掲載されている。
