「Infini-T Force」関智一や櫻井孝宏、“実はやりたかった”ヒーロー役を告白
劇場アニメ「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」の初日舞台挨拶が、本日2月24日に東京・新宿ピカデリーにて開催された。
「Infini-T Force」はタツノコプロの55周年を記念して制作。ガッチャマン、テッカマン、ポリマー、キャシャーンといったタツノコを代表するヒーローが、共闘し悪に立ち向かう物語だ。イベントにはガッチャマン / 鷲尾健役の関智一、テッカマン / 南城二役の櫻井孝宏、ポリマー / 鎧武士役の鈴村健一、キャシャーン / 東鉄也役の斉藤壮馬、界堂笑役の茅野愛衣が登壇する。トーク開始早々、関は「この劇場は僕が以前デートでよく使っていました」と暴露。「後ろのほうの席がいい感じなんです。そんな思い出のスクリーンで上映されることを光栄に思っています」とにこやかに挨拶し、続く櫻井は「僕、関さんみたいなコメントできないんですけど(笑)」と苦笑いする。鈴村と斉藤も「1人目をあの人にやらせちゃいけない」「この順序嫌ですねー」と早くも関の暴走を危惧した。
本作のイベントに初登場の櫻井と鈴村は、それぞれタツノコ4大ヒーローへの思い入れを語ることに。櫻井は「生まれた年くらいの作品なんですが当然知っていました。やっぱり男の子は変身ヒーローに憧れるじゃないですか」と真剣に話していたが、「だからガッチャマンも……」と続けようとした途端、関を見てなぜか笑いだしてしまう。関は「俺何もやってないよ!」と抗議するも、櫻井は「駄目だ、自然体で面白い」と言葉が続かない。その後もヒーローへの憧れを語ろうとするが、やはり笑いは止まらず「以上です!」と切り上げる。
仕切り直し、鈴村は「ヒーローオタクだったので、(タツノコ4大ヒーローも)すごく好きでした」とコメント。オーディション時を振り返り「実はテッカマンがやりたかったんです」と打ち明けると、関からは「俺はポリマーやりたかったけどね」と返ってくる。すると櫻井も「俺は、けっこうガッチャマンがやりたかった」と便乗。実際の配役とは異なることに「みんな不本意だったんですよ!」と関がまとめ、観客の笑いを誘う。鈴村はテッカマン役が櫻井に決定したときのことを振り返り、「ああ、顔キャス(ティング)だなあ……と思った(笑)」と告白。役と本人の雰囲気が似ていることについて言及すると、周りからも「わかる!」「そのままですよ!!」と大きな賛同を得た。
ここで茅野が本作の見どころについて聞かれると、「テレビシリーズではヒーローのプライベートをのぞけるのが楽しかったんですが、今回はヒーローのお仕事という感じ。どの世代の方でもカッコいいなって思ってもらえるところがたくさんありますので、大スクリーンだからこそ映える戦闘シーンを推したいです」と完璧に回答する。続く鈴村、関、櫻井は「一言一句同じ気持ちです」と答えるが、斉藤からは「笑のお尻がエロい」という言葉が。「CGのクオリティがものすごくて、気合い入りまくりなんですよ。アクションシーンはもちろん、日常の何気ない動きの再現度も」と真面目なポイントも解説するが、それに対し関は「尻に対しての? 何気ない尻の動きが?」と畳みかける。「(モーション)アクターさんへのセクハラになるのでやめてください」と茅野がツッコんだり、「(尻という)材料あげちゃったから、この人その話ばっかりするよ!」と周囲に制止されるなどの一幕もあった。
最後に櫻井は、「関さんと鈴村さんの2人がタツノコ作品に詳しいので、話を聞いてるとタイムスリップしたようでした」と収録について述懐。鈴村は「テレビシリーズ含め3DCGで全部作るというすごい企画だった。まだまだ続く作品になるんじゃないかな」と語り、斉藤も「これからも無限の力が広がっていくように、皆様のお力をいただけたらうれしいです」と呼びかける。ヒーローを演じるにあたり長年放置していた虫歯を抜いたと言う関は「本当に歯医者が苦手だったんですけど、ガッチャマンならきっと立ち向かうだろうなと。またこの心で演じられるように、引き続き応援よろしくお願いします」と述べ、イベントを締めくくった。
「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」は全国公開中。劇場版にはテレビシリーズから続投の関、櫻井、鈴村、斉藤、茅野のほか、南部博士役の船越英一郎、コンドルのジョー役の鈴木一真、佐々岡役の遠藤綾が出演する。
(c)タツノコプロ/Infini-T Force製作委員会