つげ義春の短編が原作の映画「旅と日々」行き詰まった脚本家が人生と向き合う本予告

2025年10月2日2025年10月2日 editor

映画「旅と日々」本予告より

つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作とする映画「旅と日々」の本予告と本ビジュアルが公開された。

「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」は、つげの短編作品。「旅と日々」は「私には才能がない」と人生に行き詰まってしまった脚本家の李が、旅先でべん造と名乗る宿の主人と出会い、人生と向き合っていく過程を描くロードムービーだ。予告では李が気晴らしの旅行で訪れた先で宿屋の主人・べん造と出会う様子や、現実世界と並行して描かれる李の脚本世界が、Hi’Specが手がけた音楽とともに映し出される。

本ビジュアルには、雪景色のなかでカメラを構える李と、桶と網を携えたべん造、そして海辺を歩く渚の姿をレイアウト。「特別じゃない旅が、ちょっとだけ毎日を変える。」というコピーとともに、李の旅と創作の日々を切り取った写真がアルバムのように並べられた。

映画「旅と日々」は11月7日に全国公開。李役をシム・ウンギョン、べん造役を堤真一が務める。監督には「ケイコ目を澄ませて」「夜明けのすべて」で知られる三宅唱が名を連ねた。