多田由美「愚か者の身分」が単行本化、戸籍ビジネスの闇に蠢く半グレたちの群像劇
多田由美「愚か者の身分」の単行本が、本日9月30日に徳間書店から発売された。
「愚か者の身分」は、西尾潤の小説をコミカライズした作品。原作は第2回大藪春彦新人賞を受賞している。半グレの若者・マモルは、SNSで女性になりすまして相手の個人情報を引き出し、金に困っている人を見つけては戸籍売買を持ちかける仕事を行っていた。そんな中、マモルが慕っていた先輩のタクヤが突然にいなくなってしまう。タクヤは仲間の金を奪ったことで制裁を受けたと聞かされ、悲しみに暮れるマモル。そんなタクヤから、隠した金の在り処についてのメッセージがマモルに届く。戸籍ビジネスの闇に蠢く、半グレたちのクライム群像劇が描かれる。
