昌原光一の新刊が同時発売、1人の父親の復讐サスペンス&元アシのアラフィフ女性の物語
昌原光一「ノーメモリー」1巻と単行本「レトロの片隅で」が、本日9月29日に同時発売された。
「ノーメモリー」は死んだ人間の記憶を映像化する“脳アクセス”を使い、娘を殺した犯人に復讐をしようとする1人の父親を描くサスペンス。少し治安の悪くなった近未来の日本で、最愛の娘・ヒトミを殺された男・中川ノブオはある計画を実行に移す。それは、犯人として挙げられていた6人の重要参考人の脳の記憶を、脳アクセスを使い映像化させることで、真犯人を見つけ出すというものだった。
「レトロの片隅で」の主人公は長年少女マンガ家のアシスタントを務めてきたアラフィフ女性・ナミ。ずっと“少女漫画村”で生きていくとばかり思っていたナミだが、突然の先生の引退宣言により職を失ってしまう。これから先どうしたものかと頭を抱えていると、レトロ玩具店・潜水缶の求人募集が目に入ってきて……。元“漫アシ”だったことを隠し潜水缶で働くことを決めたナミは、外国人ながら日本のソフビ知識が豊富な店員、コスプレ好きの店長の娘、かつてのアシスタント仲間たちなどと交流を重ね、新たな自分を模索していく。
