梨木香歩原作による近藤ようこの単行本「家守綺譚」上下巻が、本日9月25日に同時発売された。
梨木の同名小説を近藤がマンガ家した「家守綺譚」。明治時代、文筆家の綿貫征四郎は、亡き友人・高堂の家の“家守”として暮らすことになった。そこに待っていたのは、白木蓮や都わすれ、萩、サザンカなど植物に満ちた庭。そして綿貫の身にはサルスベリに懸想されたり、化狸を助けたりと、不思議な出来事が次々と巻き起こる。季節は巡り、綿貫がついに高堂の物語を書こうとしたとき……。一部書店では単行本の購入者にポストカードが進呈される。
また9月27日発売の波10月号(新潮社)には、単行本の刊行を記念し、梨木と近藤の対談を掲載。梨木が語るマンガの読みどころや、近藤がマンガ化をしたときに心がけていたことなど、初対面だという2人が作品について語り合っている。なお波10月号の表紙には、近藤と直筆の原画を撮影した写真が使用された。