引きこもりの兄との家族問題を描く、宮川サトシ「名前のない病気」1巻 押見修造も推薦
「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」「宇宙戦艦ティラミス」の宮川サトシによる「名前のない病気」1巻が、本日2月28日に発売された。
これまでに数多くの“家族”をテーマにしたエッセイマンガを発表してきた宮川。そんな彼には今まで一度も作品に登場させたことのない兄がいた。30年もの間、実家に引きこもり続けている兄。しかし、そのきっかけを作ったのは自分自身で……。「これを描かなければ、人生終われません」と語る宮川が、親を失ってからも続く、兄弟間の家族問題を描いていく。
同作は押見修造、ノンフィクション作家の石井光太、「街録ch~あなたの人生、教えて下さい」のディレクター・三谷三四郎を審査員に迎えて行われた第1回スペリオールドキュメントコミック大賞で大賞に選ばれた作品。ビッグコミックスペリオール(小学館)で連載されている。なお単行本の帯には押見からの推薦コメントが寄せられた。
