「薬屋のひとりごと」大塚剛央&小西克幸が「これ、毒です」、欠席の悠木碧に代わって

TVアニメ「薬屋のひとりごと」第2期先行上映会の様子。左から壬氏役の大塚剛央、高順役の小西克幸。

TVアニメ「薬屋のひとりごと」第2期の先行上映会が本日1月5日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催され、壬氏役の大塚剛央、高順役の小西克幸が登壇した。

1月10日より連続2クールで放送される「薬屋のひとりごと」の第2期。イベントでは万雷の拍手で迎えられた大塚が「『薬屋』の世界を楽しんでいただけたらと思います」と挨拶し、小西も「本日はお越しいただきありがとうございます。高順役の悠木碧です!」と笑わせ、インフルエンザ罹患により登壇が叶わなかった悠木に代わり、会場を盛り上げた。

悠木からは「こだわり抜かれた波形や効果音、光の具合、全てに意味があって構成される作品なので、皆さんも見ながら一緒に考察していただけるとより楽しんでもらえるかもしれません」と作品をアピールするメッセージが到着。大塚も「(悠木さんが)おっしゃっている通り、本当に1カット1カット計算しつくされた映像を楽しんでいただけるのではないかと思います」と2期の仕上がりに自信を見せる。小西は「映像もですが、もうちょっと未来になって匂いがわかるようになって、もっと(作品を)身近に感じられるようになったらいいなと思いながら見ていました」と2期でも変わらぬ作品の魅力を熱弁した。また悠木からのコメントには続きもあり、「早く良くなって、また皆さんに会える機会があったときは、元気いっぱいの『これ、毒です!!!』宣言をさせてください。そんなシーンないか。今日はきっと、大塚さん、小西さんが渾身の『これ、毒です!』を言ってくれます!」とコメントで登壇者に無茶ぶり。大塚と小西からは渾身の「これ、毒です!」が会場へと届けられた。

またこの日先行で上映された第1話、第2話についての話題も。印象に残ったキャラクターについて聞かれると小西は開口一番に子猫の毛毛(マオマオ)を挙げ、「あのかわいらしさはもちろんなんですが、あのキャラクターにこんな一面もあるんだと思えるシーンもありましたね」とニヤリと振り返る。第2話で後宮にやってくるキャラバンについては大塚は 「キャラバンが来たときの異国の空気感、描かれている雰囲気も違って印象的でしたね」と印象を話した。小西も第2話に触れ「小蘭がすごくかわいく描かれているんです。きっと小蘭が大好きな方が担当されてるのかなと思って」と話すと、大塚も「みんな小蘭が大好きですよね。こんな妹や娘、みんなほしいだろうなと。あの素直さ、いろいろ買ってあげたくなる猫猫の気持ちがわかるなと思いました」と話した。

猫猫と壬氏の関係性について話が及ぶと大塚は「(2人の)距離は縮まっているのかなという感じはありますね。猫猫からも壬氏に対してこれくらいは雑に扱っても大丈夫という線引きが変わっていっているのは感じられるかなと。ただ立場もですが、壬氏に関しては明かしていない部分が多かったりもするので、それが余計に拗れているなと思いますね」と分析。小西は「僕としては『早く!』と思ってしまいますけど、壬氏の(猫猫へ)言えないところとかも僕は好きなので、もうちょっとこの関係性を見ていたいなという気持ちもありますね。ゆっくりでいいんじゃないかな。高順的には、猫猫の存在が『これ、毒です』になるのか、『薬』になるのか、まだわからないところがあると思うので静観している感じがありますね」と考えを伝える。大塚も「僕もこの関係は好きなので、このままでいてほしいなという感じは、2話までの時点では思いましたね」と、今後の2人の関係性の変化を匂わせた。

さらに大塚は「オープニング映像にも映っていたと思いますが、特使の姿やキャラバンあたりはキャストのお芝居も含め注目して欲しいです」と2期への期待を話しつつ、トークはオープニング映像にも及び、「何回も巻き戻して一コマ一コマ観てしまいました」と明かす。小西は「いろいろなものを見せすぎじゃない?」と心配しつつも「すごくポップでかわいい感じの曲なので口ずさみたくなるような楽曲でした」とコメント。さらにエンディングについて「歌詞も見せていただいたんですけど、切ねーの」と小西が楽曲についての思いも明かしていた。

イベントの最後に小西は「ようやく『薬屋のひとりごと』2期を皆さんに発表できたということで、我々もうれしく思っています。2期でもいろいろなことが起こりますが、1期から引き継がれているものだったり、これってこうなの!?ということも起こります。2期が始まるまでもう少し時間があるので、1期を見返してもらえるとうれしいなと思いますので、準備万端で放送日をお待ちください!」とメッセージを送る。大塚は「(1期は)世界でたくさんの方に観ていただいていると聞いていますし、日本でもたくさんの方に観ていただきました。2期も、より楽しんでいただけるのではないかと思います。いろいろなキャラクターのいろいろな側面を楽しんでいただけるので、オープニング、エンディングまで楽しんでいただけたら」とファンに呼びかけ、「そして今日は悠木さんが来れなかったですが、悠木さんの『これ、毒です』を聞けるのを楽しみにしています」と欠席した悠木の名前を出してイベントを締めくくった。

TVアニメ「薬屋のひとりごと」第2期

放送情報

日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠:2025年1月10日(金)より毎週金曜日23:00~※初回放送は23:40~
BS日テレ:2025年1月11日(土)より毎週土曜日22:30~
AT-X:2025年1月11日(土)より毎週土曜日21:00~
映画・チャンネルNECO:2025年1月19日(日)より毎週日曜日24:00~
アニマックス:2025年2月1日(土)より毎週土曜日21:30~

配信情報

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スタッフ

原作:日向夏(ヒーロー文庫 / 主婦の友インフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
総監督・シリーズ構成:長沼範裕
監督:筆坂明規
副監督:中川航
脚本:柿原優子 / 千葉美鈴 / 小川ひとみ
キャラクターデザイン:中谷友紀子
美術監督:高尾克己(ARED)
色彩設計:相田美里
CGIディレクター:永井有
撮影監督:鈴木麻予(T2 studio)
編集:今井大介
音響監督:はたしょう二(サウンドチームドンファン)
音楽:神前暁 / Kevin Penkin / 桶狭間ありさ
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO / OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会

キャスト

猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
高順:小西克幸
玉葉妃:種崎敦美
梨花妃:石川由依
里樹妃:木野日菜
小蘭:久野美咲
子翠:瀬戸麻沙美
ナレーション:島本須美

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会