映画「イナズマイレブン」竹内順子から木間萌へ、「自由にやれ！」とエール

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9時間 ago

映画「イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025」の先行上映会が、本日12月23日に東京・グランドシネマサンシャイン池袋で開催され、円堂守役の竹内順子、円堂ハル役の木間萌、笹波雲明役の小村将、忍原来夏役の吉岡茉祐、総監督であり構成や脚本を手がけるレベルファイブの代表取締役社長・日野晃博が登壇した。

「映画イナズマイレブン総集編伝説のキックオフ」「劇場版イナズマイレブン新たなる英雄たちの序章」の2本立てで上映される「イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025」。「映画イナズマイレブン総集編伝説のキックオフ」は、「フットボールフロンティア編」から世宇子中との戦いを中心に再構成した物語で、すべてのシーンが新録ボイスとなっており、光田康典によって新たにアレンジされた楽曲が展開される。また「劇場版イナズマイレブン新たなる英雄たちの序章」では、ゲームシリーズ最新作「イナズマイレブン英雄たちのヴィクトリーロード」の物語の序章を、ゲーム内アニメと同じくMAPPAが描く。

イベントの冒頭では、司会を務める吉岡から「ファンを代表して、本当にありがとうございますとお礼を言わせてください」というメッセージとともに、「率直に、久しぶりに（円堂守を）演じた感想はいかがでしたか？」という質問が竹内に投げかけられる。竹内は「率直な感想をここで言うとみんな（観客）が涙を流しちゃいそうで言えないんですけど、みんな集まって楽しくて幸せでした！」と笑顔を見せ、観客からは大きな拍手が贈られた。

演じた際の心境を問われ、木間は「長く続いている、こんなにたくさんの皆さんに愛されている作品に出させていただけるだけでもすごく光栄なのに、主人公という形で任せてもらえることになって、最初はマネージャーと『ポカン……』という感じだったんです」と述懐。「“絶対的主人公”の円堂守の息子ということで、重みがあるなと感じました」と続けると、竹内は「気にしなくていいんだよ！」と明るく笑いかける。吉岡が「父から子へ、メッセージはありますか？」と尋ねると、竹内は「父から子というより、サッカーが大好きな男からサッカーに携わる男に言うならば、『自由にやれ！』ですね」と力強く回答。木間は「やりたいようにやらせていただきますー！」と拳を突き上げた。

「イナズマイレブン」世代で、当時はサッカー少年だったという小村は「サッカーの練習でファイアトルネードを真似していた」と話す。「雲明くんはPVでもインパクトの強いセリフから始まるキャラクターになっていますが、映画を観て、雲明くんの始まりの物語はどんなものなのかというのを楽しんでいただければと思います」と来場者へ語りかけた。また「円堂守編は懐かしさで涙が出てくる。シーンを思い出すだけじゃなく、その当時の自分も思い出すんです。全力でサッカーを楽しんでいたなとか、周りに自分よりもサッカーがうまい人がいて。それでも円堂守の『自分の好きなことを全力でやり通したやつが最後に勝つんだ』というようなセリフが響いてきて、その言葉に支えられてきたんだなと思いました」と思いを明かした。

ここで日野は来夏役の吉岡について触れる。吉岡は「“これからのわくわく”にぜひ期待していただければ。あくまでこれは始まりに過ぎない」と言及。日野は「まだ秘密ですけど、1月には吉岡さんの難儀な収録があるんですよね」と匂わせ、吉岡も「……はい！普通の声優じゃなかなか聞かないかもしれないスケジュールが入っておりました」と告白。気になる様子のキャスト陣や観客に向けて、日野は「吉岡さんが何をするのか、映像の中にヒントがある」と説明した。

最後に竹内は「新たな伝説が今日からスタートします。ぜひこの（木間、小村に向けて手を広げ）新しいメンバーを応援してください」とアピール。日野は観客へ“ネタバレルール”について「基本的に自己判断におまかせする」と案内しながらも「非常に後半がぶっ飛んでいる。『あ、やっぱりイナズマイレブンだったんだ』と、そんなふうに思えるラストシーンになっていると思います」と期待を煽った。

「イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025」は12月27日公開。なお2025年1月3日からは「イナズマイレブン脅威の侵略者編」がTOKYO MXで放送されることも発表された。