「ヒロアカ」山下大輝らが堀越耕平からの要望に応え、もう一度聞きたいセリフを生披露

「ジャンプフェスタ2025」より、「僕のヒーローアカデミア」のステージイベントの様子。(c) SHUEISHA Inc. All rights reserved.

堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」のステージイベントが、千葉・幕張メッセで開催されている「ジャンプフェスタ2025」にて本日12月22日に行われた。ステージには、緑谷出久役の山下大輝、爆豪勝己役の岡本信彦、轟焦凍役の梶裕貴、オールマイト役の三宅健太が登壇した。

ステージはアニメ第7期を振り返るコーナーからスタート。各々がアニメ第7期でもう一度観たいシーンを伝えていく。梶は第146話「二つの赫灼」から荼毘とショートが戦うシーンをセレクト。荼毘・轟燈矢役の下野紘と全力でアフレコに挑んだことを熱く語る。第149話「Light Fades To Rain」で爆豪が覚醒するシーンを上げた岡本は、そのシーンから彼も1人の人間だということ、一環してオールマイトが好きなんだということに気づかされたという。山下は第151話「連なる星霜」から、デクがこれまで温存してきた2代目継承者の“個性”オーバードライブを発動させるシーンを選び、今までとは違うデクを見せたかったと演技に対する思いを話す。第159話「“個性”無き戦い」でのオールマイトとデクのラストシーンをあげた三宅は、アフレコ現場でオールマイトのいろんな笑い方のパターンを録ったことを明かす。

今年8月に完結を迎えた「僕のヒーローアカデミア」の原作。それを記念し山下ら4人に向け、堀越から2つの要望が寄せられる。1つ目は作中のセリフをもう一度生で聴きたいというリクエスト。今と昔とでどれだけギャップがあるかを見てみたいとのことで、岡本には「てめェに助けを求めてなんかねえぞ……!」から始まるセリフ、山下には「ごめんお母さん!! お母さん!!! ごめん!! オールマイト!! オールマイト!!!」というセリフ、梶には「悪かったな ありがとう緑谷 おかげで…」というセリフが用意される。3人はそれぞれ心を込め、アップデートさせた演技で観客を魅了した。三宅には雨風にさらされて大きくなったデクを踏まえて、単行本1巻第5話終盤の「聖火の如く…」のセリフが聞きたいというリクエストが。三宅は堀越からのリクエストとあらばと誠心誠意を込めて演じる。山下、岡本、梶はそのセリフを聞き、これまでの「僕のヒーローアカデミア」の歩みに思いを馳せ、感慨深い気持ちに浸っていた。

2つ目の要望は、自身が務めるキャラクター以外に演じてみたいキャラクターは誰かというもの。山下は青山優雅と即答し、「キラキラが止められないよ」といった彼の印象的なセリフを生披露する。岡本は“中二病”なセリフが好きと言い、常闇踏陰と轟焦凍と返答。梶はクラスに1人はいてほしいという理由から、上鳴電気と答える。また3人から一方的にエンデヴァーと決めつけられた三宅。エンデヴァー役の稲田徹には勝てないと言いながらも、いろんなパターンで焦凍の名前を呼び、会場を沸かせた。

ステージでは新情報として、アニメの最終章「FINAL SEASON」が2025年秋に放送されることや、「僕のヒーローアカデミア」の公式スピンオフ「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」のTVアニメが、2025年4月にスタートすることなどを発表。合わせて堀越からはコメント、描き下ろしイラストが到着した。それを受け、描き下ろしイラストと同じポーズを取る面々。最後は山下が「FINAL SEASON」への意気込みを踏まえて挨拶。山下の「さらに向こうへ!」の掛け声で「PLUS ULTRA!」と会場全員が声を揃え、ステージは締めくくられた。