ミュージカル「昭和元禄落語心中」全キャスト発表 小夏は水谷果穂、松田は金井勇太
雲田はるこ原作による「ミュージカル『昭和元禄落語心中』」に、小夏役で水谷果穂、松田役で金井勇太が出演する。今回のキャスト発表で、全キャストの情報が公開された。
八雲の養女で与太郎と懇意になる女性・小夏は、助六、菊比古、みよ吉らの過去の因縁に絡む重要な存在として登場する。松田は七代目八雲、そしてのちに八雲を襲名する菊比古の付き人を務める人物。落語家たちを長年見守り、小夏の親代わりのような存在にもなる。
今回がミュージカル初挑戦の水谷は「ミュージカルには特別な思いや憧れがあったので、初めてのミュージカル作品で憧れだった皆さまとご一緒できるだなんて、今でも信じられないくらい嬉しいです」と語る。金井は「僕も芸事を生業とするはしくれではありますが、噺家の皆さんにも喜んでいただけるよう、初日に素敵な松田さんで居られることを目指して精進いたします」と意気込みを述べた。
「ミュージカル『昭和元禄落語心中』」では昭和初期の落語界を舞台に、落語の世界に入った菊比古と、彼と同期入門の天才・助六の友情、そして2人を支える芸者・みよ吉を交えた愛憎や因縁が描かれる。2025年2月28日から3月22日まで東京・東急シアターオーブで上演し、3月29日から大阪・フェスティバルホール、4月14日から福岡・福岡市民ホールに巡回。助六役は山崎育三郎、菊比古役は古川雄大、みよ吉役は明日海りおが演じる。
水谷果穂(小夏役)コメント
ミュージカル「昭和元禄落語心中」に小夏役で出演させていただくことになりました、水谷果穂です。
2019年に上演されたミュージカル「エリザベート」を観劇し、物凄い迫力と世界観に引き込まれました。その時の感動が忘れられず、ミュージカルには特別な思いや憧れがあったので、初めてのミュージカル作品で憧れだった皆さまとご一緒できるだなんて、今でも信じられないくらい嬉しいです。
緊張ももちろんありますが、しっかりと小夏を演じきりたいと思います。
是非、劇場まで足をお運びください!
よろしくお願いいたします。
金井勇太(松田役)コメント
昨年、同じ板の上で山崎育三郎くんの信じられない仕事を毎日のように目の当たりにしました。
そんな彼が数年構想を練ってきたオリジナルミュージカルを創る折に立ち会えるなんて、我ながらつくづく運が良いものです。
滑稽で粋で、ほろりとして気の利いたあの落語の世界がミュージカルでどう羽ばたくのか今から楽しみで仕方ありません。
また俳優としてもベーシストとしても大先輩で、会うと話の止まらない中村梅雀さんと共演できることにも心躍ります。
僕も芸事を生業とするはしくれではありますが、噺家の皆さんにも喜んでいただけるよう、
初日に素敵な松田さんで居られることを目指して精進いたします。
「ミュージカル『昭和元禄落語心中』」
日程:2025年2月28日(金)~3月22日(土) ※全28回公演
会場:東京都 東急シアターオーブ
日程:2025年3月29日(土)~4月7日(月) ※全12回公演
会場:大阪府 フェスティバルホール
日程:2025年4月14日(月)~23日(水) ※全12回公演
会場:福岡県 福岡市民ホール
スタッフ
原作:雲田はるこ「昭和元禄落語心中」(講談社「BE・LOVE」)
脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
企画:山崎育三郎
作曲・音楽監督:小澤時史
キャスト
助六:山崎育三郎
みよ吉:明日海りお
菊比古(八雲):古川雄大
与太郎:黒羽麻璃央
師匠(七代目八雲):中村梅雀
小夏役:水谷果穂
松田役:金井勇太