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高橋真琴が90歳で死去、食道胃接合部ガンにより 数多くの少女画手がけた巨匠

高橋真琴が、11月17日に食道胃接合部ガンにより死去していたことが明らかになった。90歳だった。

これは高橋の公式情報を扱うXアカウント(@macotonohiroba)で発表されたもの。葬儀は11月25日に親族のみで執り行われた。また公式Xでは「故人の遺志により偲ぶ会等の予定はございません」と報告。「尚 誠に勝手ながらお香典ご供花ご供物などのお心遣いは故人の遺志により辞退させていただきたくお願い申し上げます」とも綴っている。

高橋は1934年、大阪市生まれ。1957年、少女夏の増刊号(光文社)に掲載された「悲しみの浜辺」で雑誌デビューし、「あらしをこえて」「プチ・ラ」などのマンガ作品を連載し人気を博す。登場人物のファッションを見せるために、コマをぶちぬいて全身を描く「スタイル画」を多用した作家で、少女マンガとファッションの関わりをより密接にした。その後は一枚絵を主に描くようになり、特にロリータ少女たちからは、カリスマ的な存在として支持された。1987年千葉県佐倉市に真琴画廊を開廊。1992年以降、定期的に個展を開催し、意欲的に新作に取り組んでいた。近年ではアパレルブランドのコム デ ギャルソンやアナ スイのコレクションにもイラストが起用され話題に。2024年11月には大阪・阪急うめだギャラリーで卒寿を記念した展示イベントを開催した。