つるまいかだ原作によるTVアニメ「メダリスト」の追加キャストが発表された。
元男子シングル日本代表の銀メダリストで、今は名港ウィンドFSCでヘッドコーチを務める鴗鳥慎一郎役に坂泰斗が決定。蓮華茶FSC所属の鹿本すず役を伊藤彩沙、いのりが所属するルクス東山FSCのヘッドコーチ・高峰瞳役を加藤英美里が演じる。またいのりの母・結束のぞみ役に小清水亜美、瀬古間衛役に村治学が名を連ねた。キャスト陣からはコメントも寄せられている。
また鴗鳥理凰と鴗鳥慎一郎が描かれたペアビジュアル第5弾も公開。第1話の放送直前となる2025年1月4日20時よりYouTubeのKADOKAWAanimeチャンネルにて生放送特番が放送されることも決定。結束いのり役の春瀬なつみ、明浦路司役の大塚剛央、狼嵜光役の市ノ瀬加那、高峰瞳役の加藤が出演する。「メダリスト」の公式YouTubeチャンネルにてラジオ番組「テレビアニメ『メダリスト』~ラジオでもメダリスト目指します~」の配信も決定。毎回ゲストを迎えての生配信が予定されている。さらに12月25日に東京・アニメイト池袋本店での特製カイロの配布会、北海道・札幌で実施される「さっぽろ雪まつり」でのステージイベント、2025年1月4日にオープンする東京・東京スカイツリーの特設スケートリンク「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK 2025」とのコラボ、愛知・オアシス21 銀河の広場で開催中の氷じゃないスケートリンク・豊田合成リンクの特設ステージでのキャスト登壇イベントなど一挙に4つのイベントも告知された。一部イベントの詳細は続報を待とう。
なおこれらの情報は去る12月14日に開催された先行上映会で発表されたもの。イベントには春瀬、大塚、市ノ瀬、夜鷹純役の内田雄馬が登壇し、トークを繰り広げた。春瀬は序盤の自分に自信が持てないいのりを表現するために「心の深い深い底まで潜っていくのが大変だった」と回顧。「スケートへの愛を胸に、いのりちゃんと一緒に乗り越えて、最後まで駆け抜けた」と語った。いのりのコーチとなる司を演じた大塚は「エネルギーがすさまじいので、それをアニメでも声で表現したい」という思いがあったと話し、観客に司のスケートへの愛情や、いのりへの思いを感じてほしいと呼びかけた。
春瀬は1話で、いのりが母親にスケートをやらせてほしいと訴えるシーンが印象に残っている話す。「大切な大切なシーンだったので、何度も何度も試行錯誤して、どうやったら皆さんに伝わるかなっていうのを考えた」と言い、また司の「この子には才能がある」というセリフについて「演じているときも、本当に勇気をいただけた」と思いを口にし、大塚に感謝を伝えた。大塚も「アフレコしながら、お互いに作用しているなっていうのは感じていました」と互いに支えになっていたことを明かした。
市ノ瀬が演じる光と、内田が演じる夜鷹は、特別に2話以降の2人が登場するシーンを公開。市ノ瀬は光の魅力を、リンクの上での少し大人びた印象と、降りた時の等身大のかわいらしい印象とのギャップだと述べ、「光ちゃん自身は変えているつもりはなくても、温度感がガラッと変わる子だなって思って。その切り替えを、自分の気持ちの中で意識しつつお芝居させていただきました」と語った。夜鷹の紹介シーンは、舌打ちをしながらスマホを投げ捨てるという場面で内田は思わず苦笑い。「どんなキャラだと思いますか、皆さん?(笑)」と観客に問いかけつつ、「表面上の温度感は冷たい人」だが、心の内が見えないからこそ「紐解いてみたくなる魅力のあるキャラクター」とアピールした。
さらに、イベント後半には4人に自分自身にメダルを贈りたくなるようなエピソードを、メダル型のフリップに書いて発表してもらうコーナーも実施。「今年、自分に金メダルをあげたいほどがんばったことは?」と言う問いに、春瀬は「スケート」と回答。本作の出演をきっかけに自身もスケートを習い始めたそうで「バッククロスという後ろに進んでいく技があるんですけど、それが達成できたので、自分に金メダルをあげたい」と笑顔を見せた。
最後に春瀬は「『メダリスト』は、本当にスケートシーンに力を注いでいて、スケートファン、そしてスケートを初めて見る方にも楽しんでいただけるアニメになっています。皆さん、ぜひ放送を楽しみにしていただければと思います」というメッセージを伝えてイベントを締めくくった。
アニメ「メダリスト」は2025年1月4日からテレビ朝日系「NUMAnimation」枠で放送。アニメーション制作をENGI、監督を山本靖貴、シリーズ構成・脚本を花田十輝が務める。オープニング主題歌には米津玄師「BOW AND ARROW」が決定している。
坂泰斗(鴗鳥慎一郎役)コメント
今回演じさせて頂く慎一郎は、元競技者であり銀メダリストでもある人物です。とても生真面目で実直、誰に対して
も真摯に向き合いとても丁寧に接する、スポーツマンシップの権化の様な人物です。
息子である理凰に対しても不器用ながら深い愛情を持っていて、本当に素敵な父親だと思っています。
自分自身を高め続けて頂点を目指す競技者いるならば、必ず共に歩む指導者がいます。
競技者が全力を尽くす姿に感動する様に、それを応援する指導者の姿に心を揺さぶられて思わず涙が出てしまう、そんな「熱」を持った作品だと感じています。
是非、この「熱」を感じて頂ければ幸いです。
伊藤彩沙(鹿本すず役)コメント
夢に向かって励むキャラクターたちに共感し、勇気や自信をもらえるこの作品が大好きです!
原作を読んでいる時からすずちゃんにメロメロで、もしアニメ化したら演じられたらいいな…!と願っていました。
はんなり美少女すずちゃんの魅力と京都・蓮華茶FSCのちょっぴり漫才のような(!?)やり取り、ぜひ楽しみにしていてください♡私も放送が待ちきれません!
加藤英美里(高峰瞳役)コメント
初めてメダリストの漫画を読んだ時、とても面白くて一気に読み進めてしまいました!
熱い中にある繊細さ…つるまいかだ先生が丁寧に描き上げてくださっていて、お話の展開も、キャラクターからも目が離せませんでした。
そんな素敵な作品に「高峰瞳」として参加できること、心から嬉しく思います。
目標・夢に向かって闘い続けるみんなを暖かく、時には厳しい目を持って支えていく瞳先生ですが、とてもユーモアのあるキャラクターなので愛情たっぷり注いでいきたいと思います。
ぜひ彼女・彼らの勇姿、成長する姿を一緒に見届けてください!
小清水亜美(結束のぞみ役)コメント
いのりの母役を担当いたします小清水です。
フィギュアスケートの美しさとその裏にある努力や厳しさ。
才能だけでは越えられない高い壁を越えようともがく中にある繊細な人間模様。
気がつくとその全てに引き込まれてゆく作品です。
原作を拝読させていただきまして、私涙腺は緩くない方なのですが気づいたらボロ泣きしておりました。
原作で描かれている心に響く言葉と感情表現を壊すことなく演じられたらというのが個人的な意気込みです。
愛ゆえに絡まってしまった親子関係がどのように解けてゆくのか、そしていのりちゃんがどんな輝きを魅せてくれるのか。
オンエアを楽しみに待っていてくださいね。
村治学(瀬古間衛役)コメント
スタジオでは一人で平均年齢を上げてすみません、ミミズ大使の瀬古間です(笑)
つるまいかだ先生の強い思いから生まれたこの作品ですが、皆がその意思に引っ張られてとても良い作品になっていると思います。すごいですよ、映像も。
オンエアが始まったらきっとフィギュアスケートのブームが再燃し、各地のスケートリンクが大混雑することと思います!ご期待ください。
TVアニメ「メダリスト」
放送情報
テレビ朝日系全国24局ネット「NUMAnimation」枠:2025年1月4日(土)より毎週土曜日25:30~
CSテレ朝チャンネル:2025年1月5日(日)より毎週日曜日21:00~
BS朝日:2025年1月6日(月)より毎週月曜日23:24~
配信情報
ディズニープラス、ほか
スタッフ
原作:つるまいかだ(講談社「アフタヌーン」連載)
監督:山本靖貴
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:亀山千夏
総作画監督:亀山千夏、伊藤陽祐
フィギュアスケート振付:鈴木明子
フィギュアスケート監督・3DCGディレクター:こうじ
3DCGビジュアルディレクター:戸田貴之
3DCGアニメーションスーパーバイザー:堀正太郎
3DCGプロデューサー:飯島哲
色彩設計:山上愛子
美術監督:中尾陽子
美術設定:比留間崇、小野寺里恵
撮影監督:米屋真一
編集:長坂智樹
音楽:林ゆうき
音響監督:今泉雄一
音響効果:小山健二
アニメーション制作:ENGI
キャスト
結束いのり:春瀬なつみ
明浦路司:大塚剛央
狼嵜光:市ノ瀬加那
夜鷹純:内田雄馬
鴗鳥理凰:小市眞琴
鴗鳥慎一郎:坂泰斗
三家田涼佳:木野日菜
那智鞠緒:戸田めぐみ
大和絵馬:小岩井ことり
蛇崩遊大:三宅貴大
鹿本すず:伊藤彩沙
高峰瞳:加藤英美里
(c)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会