甲子園予選を描くループもの、三輪ヨシユキが作画してジャンプ+に

「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」で大賞に輝いた「ティアドループ」。

少年ジャンプ+とWorld Makerによる、マンガネームを対象にした「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」の最終選考結果が発表された。

World Makerは頭の中にある物語をビジュアル化し、マンガのネームやアニメ、映画、ドラマ、CMなどの映像コンテンツのコンテにすることができるサービス。「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」ではWorld Makerで作成したマンガネームを募集していた。

大賞を獲得したのは高遠早「ティアドループ」。夏の甲子園県予選第1試合で、強豪校を相手に同じ試合をループし続けることになった弱小校の投手が描かれる。高遠は「World Makerは小まめにアップデートが実施されており、応募作の制作時は追加された機能や素材に随分と助けてもらいました。頭の中に物語が眠っている方は是非使ってみてください」とコメントを寄せた。

審査員を務めた「終極エンゲージ」の三輪ヨシユキは「作画でしか漫画が描けない私にとって、応募作品はどれも面白く、お話が作れるのっていいなぁと思いました」とコメント。なお三輪が作画した「ティアドループ」が、今後少年ジャンプ+で発表される予定だ。

このほか佳作に鴨居かふ「ゆらゆら揺らるる」、夏山飴「火遁と鼻毛」の2作品が輝いている。少年ジャンプ+の中路靖二郎編集長は「自分に創作なんて無理と思っていたとしても、少しでも創作に興味がある方は、ぜひ後に続いて飛び込んできてほしいです。World Makerで自分も知らない自分の才能に出会えるかもしれません。これからも、まだ見ぬ才能と出会えることを楽しみにしています!」と講評した。

高遠早コメント

三輪ヨシユキ先生が作画をご担当された『終極エンゲージ』は、ジャンプ+連載当時に一読者として楽しんでおりましたが、まさか自分の考えたお話を作画していただける日がくるとは思ってもいませんでした。大変光栄ですし、本当に嬉しいです。
World Makerは小まめにアップデートが実施されており、応募作の制作時は追加された機能や素材に随分と助けてもらいました。頭の中に物語が眠っている方は是非使ってみてください。

三輪ヨシユキコメント

今回、初めて審査員をさせていただき大変楽しませていただきました! 作画でしか漫画が描けない私にとって、応募作品はどれも面白く、お話が作れるのっていいなぁと思いました。綺麗にまとまった作品が多かったな、という印象だったので、もっともっと粗削りで突き抜けた作品も見てみたかったです。

中路靖二郎(少年ジャンプ+編集長)コメント

最終候補作品には少し変わった切り口で描かれた企画や、丁寧に紡がれた感情を動かす物語、魅力的なキャラクターがそれぞれいきいきと描かれていました。たとえ自分で絵が描けなくとも自分の中に表現したいものがあればWorld Makerというツールを使って形にすることができるという事が審査する立場としても新鮮な驚きでした。自分に創作なんて無理と思っていたとしても、少しでも創作に興味がある方は、ぜひ後に続いて飛び込んできてほしいです。World Makerで自分も知らない自分の才能に出会えるかもしれません。これからも、まだ見ぬ才能と出会えることを楽しみにしています!