藤本タツキ原作による劇場アニメ「ルックバック」が、11月8日よりPrime Videoで世界独占配信。押山清高監督の描き下ろしキービジュアルが公開された。
6月28日に全国約120館で公開され、その後上映館数を拡大、興行収入20億円を突破した「ルックバック」。新たなビジュアルには、藤野と京本が藤野の部屋のベッドで寝ころびながら、藤野の自信作の原稿を最初の読者として京本が読み、驚嘆している様子が捉えられた。
併せて押山監督、藤本からはコメントが到着。押山監督は今回のPrime Videoでの配信について「配信で繰り返しご覧いただけることで、様々な視点からじっくりと映画を鑑賞していただけるのではないかと思います。ぜひ、映画の細部に忍ばせた様々なイースター・エッグも探してみてください」と語り、藤本は押山監督、音楽を担当したharuka nakamuraに感謝の気持ちを述べたうえで、「劇場に足を運んでくれた人達もありがとうございました! Prime Videoで見る人も凄いアニメーションなので、できるだけ大きい画面で見て欲しいです!」と述べた。
押山清高監督コメント
映画「ルックバック」は、藤本タツキさんの原作マンガが持つ力強い物語に、私自身の視点を加えて映画として描いた作品です。58分という短い映画ですが、多くの方が劇場に何度も足を運んでくださり本当に驚いています。今回の世界配信により、劇場に来られなかった方やさらに多くの方に映画を届けられることを嬉しく思います。配信で繰り返しご覧いただけることで、様々な視点からじっくりと映画を鑑賞していただけるのではないかと思います。ぜひ、映画の細部に忍ばせた様々なイースター・エッグも探してみてください。アニメーション映画が持つ絵の力を通じて、その魅力が少しでも伝わることを願っています。
藤本タツキコメント
映画ルックバックは企画時、原作をそのまま映像化すると短編になってしまい、オリジナル要素を30~40分入れないと商業的作品として成立しないと言われていました。公開できる劇場がかなり狭まるし、アメリカではそもそも60分弱の映画だと映画館で上映できないかららしいです。それを現在の形のまま、このクオリティで公開できたのは押山清高監督の判断のおかげです。僕が漫画版で拙くてできなかった、伝わりづらかった表現が映画ではわかりやすく、より生き生きとなっていたのには本当に驚きました。あと、haruka nakamuraさんの劇伴も、もうこれしか考えられないくらい合っています。お二人のおかげです。ありがとうございました! 劇場に足を運んでくれた人達もありがとうございました! Prime Videoで見る人も凄いアニメーションなので、できるだけ大きい画面で見て欲しいです! よろしくお願いいたします!
劇場アニメ「ルックバック」
2024年11月8日(金)よりPrime Videoで世界独占配信
スタッフ
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
美術監督:さめしまきよし
美術監督補佐:針崎義士、大森崇
色彩設計:楠本麻耶
撮影監督:出水田和人
編集:廣瀬清志
音響監督:木村絵理子
音楽:haruka nakamura
アニメーション制作:スタジオドリアン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
キャスト
藤野:河合優実
京本:吉田美月喜
※針崎義士の崎はたつさきが正式表記。
(c)藤本タツキ/集英社 (c)2024「ルックバック」製作委員会