黒丸「東京サラダボウル ―国際捜査事件簿―」が、「東京サラダボウル」のタイトルでドラマ化。奈緒、松田龍平のダブル主演により、NHKで放送される。
「クロサギ」シリーズなどで知られる黒丸がPalcy(講談社)で発表した「東京サラダボウル ―国際捜査事件簿―」は、訳ありな警視庁の中国語通訳人・有木野了と、緑髪の国際捜査の警察官・鴻田麻里による社会派エンターテインメント。外国人居住者の知られざる人生を、国際色豊かな“食”とともに描いていく。単行本は全5巻が発売中だ。ドラマ化にあたり、黒丸は「テーマ、登場人物、そして言語…ドラマ化にあたり大変な労力が必要になるであろうこの作品に、 素晴らしいスタッフ・最高に素敵なキャストの皆様が大勢携わってくださり、胸が熱くなる思いです」とコメントを寄せた。
ドラマでは鴻田麻里役を奈緒、有木野了役を松田龍平が担当。奈緒は「自分の心の目で見るまで決めつけない鴻田さんを通して、無知の怖さに立ち向かい想像し続ける勇気をもらいました」、松田は「色んな国の言葉が飛び交うだろう撮影を今から楽しみにしています」とそれぞれ語った。
ドラマ「東京サラダボウル」は全9回にて展開。2025年1月7日22時に放送がスタートする。
黒丸コメント
漫画連載が始まったとき、多くの人から「こんな難しいテーマ、よく描くね」と言われました。
ドラマ化のお話をいただいたとき、私も「こんな難しいテーマのドラマに挑戦してくださる方々がいるとは!」と思いました。
テーマ、登場人物、そして言語…ドラマ化にあたり大変な労力が必要になるであろうこの作品に、素晴らしいスタッフ・最高に素敵なキャストの皆様が大勢携わってくださり、胸が熱くなる思いです。
奈緒さん、松田龍平さん始めキャストの皆様にはのびのびと演じていただきたいですし、視聴者の皆様には、制作陣の豊富な取材と鋭い視点で描かれるドラマを楽しみにしていただきたいです。
私も一視聴者としてワクワクしています。
奈緒(鴻田麻里役)コメント
自分の無知と向き合うのはいつだって怖いけれど、自分の心の目で見るまで決めつけない鴻田さんを通して、無知の怖さに立ち向かい想像し続ける勇気をもらいました。
個性豊かな“サラダボウル”になりそうです!
レタス頭で皆さんとお会いできる事を心から楽しみにがんばります。
きっと届きますように。
松田龍平(有木野了役)コメント
「東京サラダボウル」で、通訳人・有木野を演じることになりました。
色んな事情を持った外国人で賑わう東京でレタス頭の鴻田に連れ回されながら、凍った心を溶かしていくような役です。
色んな国の言葉が飛び交うだろう撮影を今から楽しみにしています。
津田温子(演出)コメント
生まれも育ちも価値観も何もかも違う人間同士が心地よく、存在できる世界。
ソラマメ、トマト、キュウリのように味も個性もバラバラでも大きなレタスの葉で包まれたら、それはサラダボウルとなって、それぞれの個性がいきた料理になります。
もし、大きなレタスの葉からこぼれ落ちそうな野菜(=人)がいたら、手を引っ張ってでも、レタスの葉の上にのせてあげたいし、そんな社会であってほしいと願いを込めて、撮影に臨みたいと思います。
ドラマ10「東京サラダボウル」
放送情報
NHK総合テレビ:2025年1月7日(火)より毎週火曜日22:00~22:45(再放送:毎週木曜日24:35~25:20)
BSP4K:2025年1月7日(火)より毎週火曜日18:15~19:00
スタッフ
原作:黒丸 「東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー」
演出:津田温子(NHK エンタープライズ)、川井隼人、水元泰嗣
制作統括:家冨未央(NHKエンタープライズ)、磯智明(NHK)
プロデューサー:中川聡子
キャスト
鴻田麻里:奈緒
有木野了:松田龍平