アニメ「Dark Machine」新カット追加したPV&主人公機お目見え、機体の色は白
アニメ「Dark Machine」の新たなPVが、9月26日に千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2024」内のステージイベントで解禁された。
「Dark Machine」は、同名のWeb3ブロックチェーンゲームのアニメ。制作にはクリエイティブプロデューサーとして谷口悟朗、ゲーム・アニメ両方のリードメカデザイナーとして天神英貴、監督として寺田和生が参加し、アニメ制作はProduction +h.が手がける。
新PVは7月にアメリカの「Comic-Con International: San Diego 2024」で公開された映像に、新規カットが追加されている。寺田監督は、「作品の雰囲気を少しでも知ってもらおうと思って制作しました。アニメ本編で目指したいノリの爽快感、ダークな雰囲気をもうギチギチに詰め込んで作りました。昨日の朝ギリギリまで作っていました(笑)」とコメント。Production +h.のアニメプロデューサー・本多史典氏はアニメの内容について「物語の舞台は、水位が上昇していて、海がすごく広がっている、ディストピア感のある未来となっています。ですがアニメのストーリーとしては、パラっとさわやかに描ければと思っておりますと」明かした。
アニメの主人公機のメカデザインとして、白い機体もお目見えした。天神は機体を「主人公機の大きさは約2メートルを想定していて、作業機械をベースにしたようなデザインですね。eスポーツゲームに関連するアニメーションでもありますので、少しスポーツ感を出したメカデザインになっています」と解説。谷口に「ちなみに(『Dark Machine』というタイトルだけど)色は全然ダークじゃないんだ?」と問われると、天神は「それはね、僕もすごい気になっています(笑)。(今日登壇している)僕らもすごい黒い服着てるんですけど、主人公白でいいのか…みたいな」と思いを述べる。すると谷口は「でもやっぱり主人公機なので、白かなと思いました」考えを述べ、天神も「色々提案していった中で、寺田監督にも(やはり白だという)こだわりがあったみたいです」と制作秘話を語った。
ステージイベントでは、「Dark Machine」の「東京ゲームショウ2024」でのアンバサダーに就任した城田優とのインタビューセッションも実施。城田が「皆様のそれぞれのこだわりや、制作した中で一番大変だったポイントがあれば教えていただきたいです」と質問を投げかけると、谷口が「今作で特徴的なものがあるとしたら、通常であればまずアニメがあってそれがゲームになる、もしくはその逆になるかと思います。つまり、先にどちらかが完成したことによって、それに対してどのようにゲームにしようか、アニメにしようかと、(制作間の距離や時間経過が)離れていることが多いのですが、今作ははじめから同時進行でプロジェクトスタートしたのです」と話し始めた。「そこで、おそらく今まではあまりないであろうという位、ゲーム側とアニメーション側のスタッフが密に連携をしています。例えばマシンの武装のやり方に関しても同様です。互いにリードしあったり、話し合いをしながら歩いていこうと。こういった試みは、おそらく日本のアニメーション史上初になると思います」と、「Dark Machine」で行われている挑戦について伝えた。
(c)Project Carbuncle/ DARK MACHINE Committee