ドラマ「海月姫」第1話完成披露、女装した瀬戸康史に要潤が「イケる」
東村アキコ原作によるテレビドラマ「海月姫」の第1話完成披露試写会が、本日1月11日に東京・ラフォーレミュージアム原宿にて開催された。
「海月姫」は「男を必要としない人生」を掲げ、男子禁制のアパートで暮らすオタク女子集団“尼~ず”が、女装男子と出会ったことから動き出すラブコメディ。舞台挨拶には倉下月海役の芳根京子、鯉淵蔵之介役の瀬戸康史、鯉淵修役の工藤阿須加、花森よしお役の要潤、鯉淵慶一郎役の北大路欣也が登壇した。
クラゲオタクのヒロイン・月海を演じる芳根は、ドレスアップした衣装で登場。司会者から、おさげヘアですっぴんにメガネ、という月海のファッションについて問われると「衣装は基本スウェットなので、毎日楽にやらせてもらってます。私も目が悪くて、家ではメガネをかけているので抵抗ないですし、中学のときはピンクのメガネかけてたなって」と話す。またクラゲの知識を披露するシーンについては「早口で噛みそうになったりもするんですけど、言い切ったときの達成感はすごいです」と続けた。
本日の完成披露試写会では、“尼~ず”に扮した観客が客席に勢揃い。それを見た瀬戸は「皆さん、ばんばさんやまややの格好をされてて。蔵之介としては変身させてみたくなります」と感想を述べた。瀬戸が演じる蔵之介が女装が趣味の美男子であることから、女装についての感想を問われると「自分ではあんまりよくわからないんです。でも阿須加とか皆さんが『可愛かった』って言ってくれるので……。要さんからは『イケる』と(笑)」と苦笑い。それを聞いた要が「イケますね」と真顔で返すと、「そういう言葉が僕に自信を持たせてくれます(笑)」と笑顔を見せた。
また女装するうえで努力していることは何かと問われ「今、体重が50キロぐらい。6キロ落としました」と答えると、会場からは感嘆の声が上がる。またムダ毛の処理にも余念がないようで、「手とか本当にキレイですよ。ほら(笑)」と観客にも見えるように、袖をまくってつるつるの腕を披露してみせた。さらに瀬戸は、工藤からいつも「可愛い」と言われていることを明かし「阿須加はいつもすごい見てくるんです。気付いたら阿須加が隣にいて。ちょっと怖いですけどね(笑)」と語り、観客を笑わせた。
そんな蔵之介の弟で、童貞の修を演じる工藤は「修が童貞エリートってことで、どうやったら童貞感を出せるか日々研究してます」と役作りについて語る。すると蔵之介と修の父親・鯉淵慶一郎を演じる北大路は「男性は若い頃にぶつかる壁ですから。僕は第1話を観て、(工藤の演技から)その雰囲気を感じましたよ。素晴らしいです」と、工藤の“童貞エリート”っぷりを絶賛した。
また自身が何オタクかという質問に、芳根は「私はオタク要素がないんですよね」と申し訳なさそうに語り「すごいトマトが好きなんですけど、食べるのが好きなだけで知識はないんです。だからクラゲに対して情熱的に話す月海がすごく羨ましくて」と話す。続く瀬戸は、昨年公開された映画「ミックス。」をきっかけにハマったという卓球を挙げ、「まだオタクとは言えないですけど、年末に行った卓球バーでは4~5時間はやってました」と述べた。さらに工藤は「僕もオタクと呼べるほどじゃないですけど、銭湯が大好きで週3、4回は行ってます。銭湯にいる人とする何気ない会話も面白いんですよ」と語った。
さらに作品のタイトルにちなみ、芳根を「○○姫」に例えると何か、という質問に対し、工藤が「なぞなぞ姫」と命名。撮影現場の合間、出演者に対しなぞなぞを出題してくると意外な素顔を明かした。それを受けて芳根が、その場でなぞなぞを披露してみせる一幕も。司会から「なぞなぞオタクなのでは?」と指摘された芳根は「(自分にオタク要素が)ありましたね! 今日からなぞなぞオタクって言います」と嬉しそうに続けた。
ここで本日の舞台挨拶には出席できなかった“尼~ず”からのビデオレターも到着。ジジ様役の木南晴夏、ばんばさん役の松井玲奈、まやや役の内田理央、千絵子役の富山えり子がそれぞれ現場でのエピソードを話す。そしてビデオレターの最後に、“尼~ず”から「今年の抱負」を振られた芳根は「またこのようなイベントをやらせていただくことがあれば、“尼~ず”のみんなを連れ出すのが目標です!」と述べた。
本日1月11日は鏡開きの日ということで、ステージにはクラゲをイメージした大きな鏡餅が登場。全員で鏡餅を割りながらのフォトセッションも行われた。最後、芳根は「人気の原作があるので、お話を知っている方もいらしゃると思いますが、ドラマではドラマとして、新たな『海月姫』の魅力をお伝えたいと思います」とアピールし、舞台挨拶は幕を閉じた。ドラマ「海月姫」は2018年1月15日より、フジテレビ系にて毎週月曜21時に放送開始。
ドラマ「海月姫」
フジテレビ系 2018年1月より毎週月曜21時放送
スタッフ
原作:東村アキコ「海月姫」(講談社「Kiss」所載)
脚本:徳永友一
編成企画:渡辺恒也
プロデュース:小林宙
演出:石川淳一、山内大典
制作:フジテレビ/共同テレビ
キャスト
芳根京子、瀬戸康史、工藤阿須加、木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子
泉里香、要潤
床嶋佳子、北大路欣也
ほか
(c)フジテレビ