押切蓮介原作による実写映画「サユリ」のメイキング写真が公開された。
メイキング写真には、サユリを覗き込む白石晃士監督、神木家を演じたキャスト陣が笑顔を見せる集合写真、タバコを片手に親指を立てるばあちゃん役の根岸季衣らが収められた。また並んでポーズを取る押切と白石晃士監督の写真も公開されている。
原作では髪の長い幼い少女の霊・サユリが、映画では姿形を変えて登場することについて、白石監督は「Jホラーの定番から変えたかった」と語っている。また映画のオリジナル要素として描いたサユリの背景には「映画版のサユリのビジュアルを原作に準じると、髪の長い貞子の少女版に近くなってしまう気がしたんです。サユリはどうしてこのような存在になってしまったのかを考え、幼少期のサユリのエピソードに辿り着いた結果、ビジュアルも変えることにしました」と言及した。これに対し押切は「全然、違和感はなかったです。そこに関しては自由にやってもらいました」と白石監督に信頼を寄せ、サユリの背景を「涙腺ポイントでしたね。彼女への同情の余地はあるんです」とジャパニーズホラーで初めて涙を流したことを明かした。
現在公開中の「サユリ」は、夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家が、家に棲みつく少女の霊・サユリにより恐怖のどん底に突き落とされるジャパニーズホラー。8月23日の公開後、3日間で動員6万250名、興行収入8387万2320円を記録し、週末ランキング9位にランクインした。原作は描き下ろしエピソードを加えた「サユリ 完全版」が幻冬舎コミックスより刊行されている。
映画「サユリ」
全国公開中
スタッフ
監督:白石晃士
原作:押切蓮介「サユリ 完全版」(幻冬舎コミックス刊)
配給:ショウゲート
キャスト
南出凌嘉、梶原善、占部房子、森田想、猪股怜生、きたろう、根岸季衣、近藤華