ベルアラートニュース

滝田ゆうの代表作「寺島町奇譚 傑作選」刊行、原画並ぶ展示会も開催中

滝田ゆう「寺島町奇譚 傑作選」が、1月下旬に復刊ドットコムより刊行される。

滝田の代表作の1つである「寺島町奇譚」は、太平洋戦争当時の東京の下町・玉の井を舞台に展開される滝田の半自伝的作品。戦時下の下町の風情が、少年の視点を通してユーモアたっぷりに描かれている。「寺島町奇譚 傑作選」は、1980年に青林堂より刊行された青林傑作シリーズ「寺島町奇譚」の改訂版を底本に刊行。「どぜうの命日」「ぎんながし」「おはぐろどぶ」「げんまいパンのホヤホヤ」「日和下駄」「エジソンバンド」「花あらしの頃」の7本が収録される。

なお3月25日までの期間、東京・弥生美術館では展覧会「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」を開催中。「寺島町奇譚」「泥鰌庵閑話」の原画や、戦前・戦中の東京下町を描いたカラーイラスト、関連資料などが展示される。さらに1月20日には「深夜食堂」の作者であり、滝田ファンである安倍夜郎によるトークを展開。2月24日、3月3日にはそれぞれ滝田の担当編集者によるトークも楽しめる。イベントの詳細などは弥生美術館の公式サイトにて確認を。

「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」

期間:2018年1月3日(水)~3月25日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜休館 ※1月8日、2月12日(月・祝)は開館、1月9日、2月13日(火)は休館
会場:東京・弥生美術館
料金:一般900円、大・高校生800円、中・小学生400円(竹久夢二美術館も鑑賞可能)

(c)滝田ゆう