「映画 ギヴン 海へ」は9月20日公開 真冬の苦悩映す本予告、立夏は歌声を届ける

「映画 ギヴン 海へ」ポスタービジュアル

キヅナツキ原作による「映画 ギヴン 海へ」の公開日が9月20日に決定。併せて本ポスタービジュアル、本予告が解禁された。

「映画 ギヴン 海へ」はアニメ「ギヴン」続編映画2部作の後編。ポスタービジュアルは、少し視線を落とした真冬と、振り返り真冬に視線を向ける立夏、春樹、秋彦の姿が描かれた。彼らが立つのは渋谷の街中。背後のビルには、メジャーデビューし活躍するバンド・syhの柊と玄純、プロのヴァイオリニストである雨月の広告が大きく飾られている。

本予告で映し出されるのは、「周りに取り残されている」と感じ、音楽を拒むように、歌い方を忘れてしまった真冬の苦悩。そんな真冬に対して、立夏は音楽で向き合うことを決意し、由紀が遺したある曲を完成させる。普段歌うことのない立夏が歌声を届けるシーンや、真冬に声をかける雨月の姿も収められた。

また主題歌がセンチミリメンタルの「結言」に決定。本予告の後半では同楽曲を聴くことができる。センチミリメンタルは楽曲制作時のエピソードとともに「大切に演奏し繋いできた僕の命そのもののような曲です」と、楽曲への思いを明かし、「ギヴンという、僕の人生を大きく変えてくれた本当に大切なこの物語に、この曲を捧げます」とコメントを寄せた。

特典付きムビチケカードが7月27日に発売されることも発表に。特典には、全3種の「キヅナツキ描き下ろしポラロイド風カード」が用意された。さらにTVアニメと映画3作の劇伴を収録した「ギヴン Original Soundtrack」が、映画の公開日と同日の9月20日に発売されることも決定した。

センチミリメンタル コメント

9年前、心が張り裂けるくらい誰かを好きになったときに、
僕は“忘れてほしくない”と思いました。
たとえ結ばれても、別れがきたり、添い遂げられたとしても
いつか訪れる最期がふたりを分かつことは避けられない。
出会うということは、やがて離れるということなのだと気付き、
それをひどく“寂しい”と感じました。どうしたらこの恋を、
ふたりを永遠にできるのだろうと考えて、ひとつの曲を作りました。

せめて音楽にだけは残ればいい、と。

それからずっと、大切に演奏し繋いできた僕の命そのもののような曲です。

「結言(ゆいごん)」

ギヴンという、僕の人生を大きく変えてくれた本当に大切なこの物語に、この曲を捧げます。

「映画 ギヴン 海へ」

2024年9月20日(金)公開

スタッフ

原作:「ギヴン」キヅナツキ(新書館「シェリプラス」掲載)
監督:橋本能理子
脚本:綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン:大沢美奈
総作画監督:山形孝二、二宮奈那子、永田陽菜、大沢美奈
美術監督:NGUYEN THI THANH CUC、別役裕之
色彩設計:加口大朗
撮影監督:中川せな
CG監督:水野朋也
編集:伊藤利恵
音響監督:菊田浩巳
音楽:未知瑠
アニメーション制作:Lerche
主題歌:センチミリメンタル「結言」(EPICレコードジャパン)
配給:アニプレックス

キャスト

佐藤真冬:矢野奨吾
上ノ山立夏:内田雄馬
中山春樹:中澤まさとも
梶 秋彦:江口拓也
鹿島 柊:今井文也
八木玄純:坂泰斗
村田雨月:浅沼晋太郎

(c)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会