「呪術廻戦」展、明日開幕!連載前のプロトタイプ「呪術匝戦」のネームも

「芥見下々『呪術廻戦』展」のエントランスより。 (c)芥見下々/集英社

芥見下々『呪術廻戦』展」の内覧会が、本日7月5日に開催された。

明日7月6日から8月27日まで東京・渋谷ヒカリエのHikarie Hallで開催される「芥見下々『呪術廻戦』展」。デジタル手法による「呪術廻戦」の創作工程が、芥見下々の解説を交えながら一挙に公開される。

展覧会はエントランスと、「領域之壱(りょういきのいち)」から「領域之肆(りょういきのし)」までの4つのエリアから構成。エントランスには芥見のデビューからと「呪術廻戦」の歩みをまとめた年表が掲出されている。「領域之壱 プロトタイプ&ネーム」では、「呪術廻戦」につながる前日譚「東京都立呪術高等専門学校」、連載開始前に制作された「呪術匝戦(じゅじゅつそうせん)」のネームをパネルで展示。さらに「秘匿絵図之間」と銘打ち、「呪術廻戦」第1話から第236話までのネームと下書きをプロジェクタを使って投影している。このほか手書きのアナログネームや、担当編集の指摘が入った「返しネーム」もお披露目された。

「領域之弐 デジタル作画メソッド」では「呪術廻戦」におけるデジタル作画の工程を紹介。作画の工程やアシスタントとの連携についてを解説するパネル、1枚の原稿を完成させるまでの工程を4枚のディスプレイを使って紹介する「原画データ体感ディスプレイ〈4連マルチVer.〉」、デジタル原画を構成するレイヤーを各層ごとに分けたオブジェ「デジタル〈多重層作画〉立体模型」などが並ぶ。続く「領域之参 連載原稿 総力解説」はストーリーごとに区切ったエリアで、キャラクター・設定・ストーリーについて、ネームや下書き、背景画を交えながら解説するコーナー。展示は「第1話『両面宿儺』~呪胎戴天~幼魚と逆罰編」「京都姉妹校交流会~起首雷同編」「懐玉・玉折編」「宵祭り~渋谷事変編」「死滅回遊編」「人外魔境新宿決戦編」で分かれており、Q&A形式の芥見のコメントも各パートにふんだんに添えられている。このほか「呪術廻戦」の作画を支える6人のアシスタント陣を芥見のコメントともに紹介。アシスタント陣が手がけた背景画を使用したフォトスポットも設置された。

ラストの「領域之肆 カラーイラスト」ではそのコーナー名通り、これまで発表されてきたカラーイラストの数々がパネルで登場。展覧会キービジュアルの制作過程を収めたタイムラプス動画や、「呪術廻戦」が表紙を飾った際の週刊少年ジャンプ(集英社)のイラスト創作過程も披露されている。

このほか会場の公式ショップでは展覧会のオリジナルグッズ約90点を販売。さらに渋谷ヒカリエとのコラボ企画“ヒカリエ事変”も行われ、会期中渋谷ヒカリエ館内の各所にフォトスポットが登場する。加えて8月1日から27日まで館内の飲食店21店舗にて、飲食メニューのコラボ企画も実施。コラボメニューを1品オーダーするごとに、ノベルティステッカーが1枚プレゼントされる。

なお「『呪術廻戦』展」のチケットは日時指定制。完売次第終了となるため、販売状況などの詳細は公式サイトで確認を。

芥見下々『呪術廻戦』展」

期間:2024年7月6日(土)~8月27日(火)※会期中無休
時間:10:00~20:00(19:30最終入場)
会場:東京都 渋谷ヒカリエ Hikarie Hall