2023年11月に水木しげるの生誕100周年記念作品として公開された映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」初の展示イベント「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」が、本日6月21日から7月8日まで東京・池袋PARCOで行われる。それに先がけ、去る6月20日にメディア向け内覧会が実施された。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」では、各コーナーに設けられた美術ボードやキャラクター設定、総作画監督修正の原画、プロップ設定、印象的なセリフなどを通し、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の物語を振り返っていく。入口をくぐると、夜行列車で哭倉村へ向かう鬼太郎の父と水木の印象的なシーンが登場。「哭倉トンネル」を模したゲートを抜けると、壁に貼られた自然豊かな哭倉村の風景が目の前に広がる。その先にある「龍賀家屋敷 大広間」のコーナーでは、ブラックライトを当てると屋敷に潜む妖怪たちが浮かび上がる仕掛けが。さらに奥には、龍賀一族の当主・時貞の弔問シーンを再現したフォトスポットが設置されており、自由に撮影することができる。また「龍賀家屋敷の品々」のコーナーには、水木と龍賀製薬の社長・克典が酌み交わした実物大のお酒なども展示された。
「座敷牢」のコーナーでは、鬼太郎の父と水木のパネルがお出迎え。座敷牢の前には、灯篭、蚊取り線香、灰皿といった小物が並んでいる。また座敷牢はフォトスポットとなっており、裏から座敷牢の中へ入って内側からも撮影することも可能だ。「妖怪たち」のコーナーでは、本編映像とともに、鬼太郎の父と水木が島から脱出する場面で描かれた多数の妖怪たちを紹介。その先へ目を向けると、鬼太郎の父とその妻・岩子がクリームソーダを喫するシーンと、鬼太郎の父と水木が墓場で天狗の酒を飲み交わすシーンをオマージュしたフォトスポットが現れる。
「展望テラス」コーナーに差しかかると、11月17日発売の「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」のBlu-ray / DVDに収録される「作画監督 太田晃博 アクションシーン 原撮影映像」が登場。線画と本編映像をスクリーンで見比べながら、鬼太郎の父と長田ら裏鬼道との戦いが楽しめる。終盤のコーナー「地下工場」「窖(あなぐら)」では、鬼太郎の父と水木が最後に交わした印象的なセリフとともに血桜を描写。血桜の花びらが舞い散るさまは、マッピングで表現された。またフォトスポットとして、鬼太郎の父が破壊した狂骨の依代を再現した立体物を設置。さらに出口にはキャラクターデザイン・谷田部透湖による映画来場者特典のイラストや、谷田部が今回の展示イベントのために描き下ろしたイラストなどが飾られた。
なお「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎~追憶展~」は、7月12日から8月5日まで広島・広島PARCOでも実施される。東京会場同様、関俊彦演じる鬼太郎の父と、木内秀信演じる水木が会場を案内してくれる録り下ろし音声ガイドが用意されており、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の世界に迷い込んだような気分を味わえる。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」
日程:2024年6月21日(金)~7月8日(月)
時間:11:00~21:00 ※最終入場は閉場の30分前。最終日は18:00閉場。
会場:東京都 池袋PARCO 本館7階 PARCO FACTORY
日程:2024年7月12日(金)~8月5日(月)
時間:10:00~20:30
展示会場:広島県 広島PARCO 本館6階 PARCO FACTORY
物販会場:広島県 広島PARCO 本館8F 特設会場
※展覧会の入場者のみ物販会場の利用が可能。
(c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会