週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中の「ガス灯野良犬探偵団」3巻が、本日6月18日に発売された。単行本の帯には「十角館の殺人」「Another」の綾辻行人が「何ですか、この惚れ惚れするような面白さは。お願いだから、早く続きを読ませて!」、「火村英生シリーズ」「江神二郎シリーズ」の有栖川有栖が「推理も活劇もキレまくりで、ダークな詩情が漂う。とんでもないカロリーの高さに圧倒されました。」とコメントを寄せている。
「ガス灯野良犬探偵団」は19世紀末のロンドンを舞台に描く地下街(アンダーグラウンド)ミステリ。“掃き溜め”と形容されるその都市で、浮浪児の少年・リューイは路上での靴磨きをして暮らしている。そんなある日、リューイと同じく浮浪児で彼にとって家族同然だった少女・ニナが何者かに殺されてしまう。警察はニナが金品を奪おうとしたところ反撃されたと断定するが、納得がいかないリューイ。犯人に復讐しようと事件の真相解明に乗り出したリューイは、その中でシャーロック・ホームズという探偵と出会う。下層階級を顧みないホームズを憎みながらも、ロンドンの浮浪児を救うためリューイは彼のもとで猟犬として働くことを決意する。原作は小説「地雷グリコ」で第24回本格ミステリ大賞の小説部門、第77回日本推理作家協会賞の長編および連作短編部門、第37回山本周五郎賞の3賞を5月にトリプル受賞した青崎有吾が担当。マンガを「リクドウ」の松原利光が執筆している。
なお全国書店の一部店舗では描き下ろしイラストカードを配布。さらにコミックシーモア、LINEマンガ、ebookjapanでも描き下ろしの購入特典データをプレゼントしている。