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くらもちふさこ「花に染む」が手塚治虫文化賞大賞! 新生賞に雲田はるこ

朝日新聞社が主催する、第21回手塚治虫文化賞が発表され、マンガ大賞にはくらもちふさこの「花に染む」が選ばれた。

「花に染む」は、花染町に住む人々を描いたオムニバス「駅から5分」を別視点から描いた和弓純愛ストーリー。コーラス2010年3月号から2011年10月号まで第1部が連載され、その後Cocohana2013年7月号(ともに集英社)にて新章がスタート。2016年9月号で完結している。単行本は全8巻が発売中だ。

また斬新な表現や画期的なテーマを描く作者に贈られる新生賞には、雲田はるこ「昭和元禄落語心中」が選出。落語を巡る愛憎劇に高座の巧みな描写を織り交ぜた清新な表現が評価された。そのほか短編賞には深谷かほる「夜廻り猫」が選ばれ、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈る特別賞は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の40年にわたる連載とその完結に対し、秋本治に贈られた。

第21回手塚治虫文化賞の贈呈式は、5月31日には東京・浜離宮朝日ホールにて贈呈式が行われる。