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松本大洋が「漫画家本」で松本人志&大友克洋と対談、尾田栄一郎らの寄稿も

マンガ家をあらゆる角度から掘り下げるシリーズ「漫画家本」の第4弾となる、「松本大洋本」が本日12月27日に刊行された。

同書の巻頭では松本のロングインタビューを掲載。7時間にわたるインタビューで、デビューからの30年を振り返っている。また松本が「若い頃からダウンタウンの漫才に救われていた」と語る松本人志と、「この人がいなければ漫画家になっていなかった」という大友克洋との対談も収められている。

ゲストコーナー「大洋を寿ぐ」では尾田栄一郎、古舘春一、中川いさみ、ねむようこ、石塚真一、浅野いにお、五十嵐大介がマンガやイラストとコメントを、小泉今日子、小沢健二、又吉直樹(ピース)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、狩撫麻礼、映画「鉄コン筋クリート」の監督であるマイケル・アリアス、「竹光侍」の原作担当・永福一成がコメントを寄稿している。

そのほか1990年にモーニング(講談社)に連載されながらも単行本化がされていない「点&面 CAR&EARTH」の第1回や、2006年に刊行されたアンソロジー「JAPON」に寄稿された「勘吉」、2016年発売のムック「マンガのDNA」で発表された、手塚治虫「ブラック・ジャック」のオマージュ作品「5時間目のブラック・ジャック」、真造圭伍によるトリビュート「松本大洋になりたかったよ」といったマンガも収録。

そのほか中条省平、いしかわじゅん、夏目房之介による評論や、全作品リスト、キャラクター図鑑、松本が残したメモやネームをまとめた「大洋のメモ帳」なども収められた、充実の1冊だ。なお同シリーズの第5弾は「あだち充本」が予定されている。