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劇場版「ウマ娘」上坂すみれは“飲酒王”、藤本侑里は何の王?大熱狂のライブも

劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」の完成披露プレミアが本日5月6日に東京・東京国際フォーラムのホールCにて開催され、主人公・ジャングルポケット役の藤本侑里、アグネスタキオン役の上坂すみれ、マンハッタンカフェ役の小倉唯、ダンツフレーム役の福嶋晴菜が登壇。さらに主人公の名前にちなんで“応援隊長”に任命されたお笑い芸人・ジャングルポケットのおたけ、太田博久、斉藤慎二が登場した。

5月24日公開の劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」。銀テープが舞う中、ウマ娘のような耳を装着しドレスアップしたキャスト陣が舞台に上がると、観客は大きな拍手で迎える。藤本は「今まで緊張していたんですけれども、無事こうして(イベントが)開催できてうれしく思います。今日は最後まで楽しんでいっていただけたら幸いです」と笑顔を振りまいた。上坂はアグネスタキオンを思わせる“白衣コーデ”で登場。「やあやあ諸君、君たちは随分と運がいいじゃないですか」と役になりきった挨拶を披露した。

小倉が観客に向け「今日という日を待ちわびていたんじゃないでしょうか?」と問いかけると、観客は歓声で応える。小倉はそれ聞き、うれしそうな笑みを浮かべながら「本当に最高の、そして最強の仕上がりになってると思います」と自信を見せた。発表されて間もないキャラクターであるダンツフレームを演じる福嶋は、「ダンツフレームってどんな子なのかなって知る機会を、劇場版というなんとも光栄なものでいただけることが本当にとてもうれしいです」と伝えた。

続いてサプライズゲストとしてジャングルポケットの3人が登場すると、会場からはどよめきと笑いが起こる。観客のリアクションに3人は「大丈夫ですか?」とやや不安げに苦笑いしつつ、トークセッションがスタート。登壇者が挨拶を終えると、騎手の武豊氏とクリストフ・ルメール氏から贈られたお祝いのビデオメッセージが流れ、観客からは驚きの声が上がる。ルメール氏は「僕たちも早く大スクリーンでウマ娘たちの走りを観たいです」とコメント。主人公のモチーフとなった馬・ジャングルポケットに騎乗した経験を持つ武も「どんな熱いレースを見せてくれるのか、とても楽しみです」とメッセージを寄せた。

劇場版になると聞いた際の感想や、収録のエピソードを尋ねられたキャスト陣。誰から答えるかと顔を見合わせると「じゃあ(ゲームに担当キャラクターが)実装された人から」と上坂がトップバッターに立候補し笑いが起こった。上坂はジャングルポケットの世代が題材だと聞いて驚いたことを伝えつつ、アグネスタキオンについて「“幻の三冠馬”と呼ばれていたり『どんなふうに描かれるんだろうな』っていう、ドキドキワクワク感がありました」と答え「どうですかカフェ?」と小倉につなぐ。他のキャストよりも一足早く劇場アニメ化するという情報を掴んでいたと明かす小倉は「台本をいただいたときに、こんなにも自分たちの世代が活躍するお話というところまでは知らなかったので、ドキドキした」と振り返った。アフレコについては「(ゲームとは)違うカフェの魅力なんかも、アフレコで引き出せたんじゃないかな」と観客に目配せした。

ダンツフレーム役について「ほぼ初めてが劇場版のアフレコといつも過言ではないぐらい」と語るのは福嶋。「(ダンツフレームのキャラクター性を)アフレコのときに私も知ることができた」と語りつつも、これからの公開に向け不安な部分もあると吐露する。そして観客にネタバレしないように注意しつつ感想を書いてほしいとお願いし「ええ感じにしてもらえたらうれしいです」とはにかんだ。藤本が劇場アニメ化の情報を知ったのはジャングルポケット役として初めてアフレコをする収録の直前だったのだとか。「これから『ウマ娘』という作品に携われるんだっていううれしさがいっぱいだったのが吹っ飛んで、いきなり緊張と不安に包まれた初収録になりました」と当時の心境を述べた。しかし福嶋、上坂、小倉やタナベトレーナー役の緒方賢一、フジキセキ役の松井恵理子ら共演者の名前を挙げ「一緒にできたうれしさと頼もしさがあり、無事に乗り越えられたかなと思います」と笑顔を見せた。

応援隊長のジャングルポケットにトリオ名の由来が尋ねられると、名前を決めたのはおたけだと太田は話し始める。当初は“ジャンポケ”という略称がかわいいからという理由だったそうだが、その後とある取材で記者から「(馬の)ジャングルポケットが東京すごく強かったから、(東京で活動売れるという意味で)そういうところからジャングルポケットなんですか?」と言われ「それがよすぎて、3人で『はいそうです』って」と後付けの由来であったことを明かした。劇場版「ウマ娘」を一足早く鑑賞したという斉藤。競馬ファンの視点から実際の競馬のレースを連想し「『あのときのこれだ』みたいにいろいろ思い出したりとか、そういった部分も含めて感動が素晴らしかったです」と熱く語った。

続いて「最強はオレだ」というポスターのキャッチにちなんで、自身の最強だと思うポイントを応えるコーナーを展開。上坂は「女性声優の中で一番年間飲酒量が多い、“飲酒王”ですね。最強はオレだ!」と自信たっぷりに答える。また上坂が、答えられず「どうしよう」と悩む小倉に対して「そんなの“かわいい王”に決まってるだろ!」と寄り添う一幕も。福嶋は、登壇者の中で「麺の摂取量がナンバーワン」と話し「本当に毎日3食ぜんぜん麺ウェルカム」とアピールする。

小倉同様に答えを考えている様子の藤本には、再び上坂が「“女性声優の中で一番ギャップがある王”じゃない?」と提案する。「地声とポッケの振り幅すごくないですか?」と、普段話している藤本の声と、ジャングルポケットを演じる声とのギャップが大きいことを熱弁。藤本はそれを受け「“ギャップ王”は俺だ!」とジャングルポケットらしい声で叫んだ。続いて斉藤は声量をアピールして「マイクなしで自分のギャグを3階席まで届かせる」とギャグを披露。太田は「背中だけで僕飛ぶことができます」と言って仰向けでジャンプをしてみせるも「低いな」ツッコミの声が上がった。

これから劇場版「ウマ娘」を観るファンに向けて藤本は「スタッフの皆さんがクオリティを上げよう上げようと、すごくすごくがんばってくださって、やっと完成した作品になります」と思いを伝える。そして緊張で言葉をつまらせながらも「スタッフ一同、そしてもちろんキャスト一同の熱い思いがたくさんこもった作品になっていますので、ぜひエンドロールの最後までお楽しみいただけたら幸いです」と挨拶をし、上映前の舞台挨拶は終了した。

上映が終了するとスクリーンが上がり、藤本、上坂、小倉、福嶋がステージ衣装に着替えて再登場。突然サプライズライブが開催され、会場はファンの驚きと歓喜の声で満たされる。大熱狂の中、4人は劇場版の主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」を歌い上げ、力強いダンスも披露した。主題歌を歌い終え、劇場版「ウマ娘」の感想や主題歌ライブの感想が観客に問いかけられると、大きな拍手と完成が響き渡る。続いて「ウマ娘」の代表曲「うまぴょい伝説」も披露。おなじみの曲に観客も大盛り上がりで、割れんばかりの手拍子と大きな合いの手が起こった。全力で2曲を歌い終えた4人が立つステージに、ジャングルポケットも差し入れのドリンクを持って合流。ここでなんと劇場版「ウマ娘」に斉藤が声優として登場していることが明かされた。最後の挨拶を担う藤本は劇場版「ウマ娘」にさまざまなキャラクターが登場することに触れ、「たぶん全員見つけきれてないと思うので、ぜひ劇場版『ウマ娘』が公開されましたらもう一度二度三度四度と観ていただいて、すみずみまでご覧いただいてお楽しみいただけたら」と改めて観客に語りかけ、イベントは幕を下ろした。

劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」

2024年5月24日(金)公開

スタッフ

原作:Cygames
監督:山本健
シナリオディレクター・ストーリー構成:小針哲也
脚本:𠮷村清子
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳
美術監督:渡辺悠祐
色彩設計:岩井田洋
3D監督:中野祥典
撮影監督:川下裕樹
編集:木村佳史子
音響監督:鶴岡陽太
音楽プロデューサー:内田哲也
音楽:横山克
コンテンツディレクター:秋津琢磨
キャラクターデザイン監修:清永みなみ
アニメーションプロデューサー:溝口侃
アニメーション制作:CygamesPictures
配給:東宝

キャスト

ジャングルポケット:藤本侑里
アグネスタキオン:上坂すみれ
マンハッタンカフェ:小倉唯
ダンツフレーム:福嶋晴菜
テイエムオペラオー:徳井青空
フジキセキ:松井恵理子
ナリタトップロード:中村カンナ
メイショウドトウ:和多田美咲
タナベトレーナー:緒方賢一
ルー:櫻井みゆき
シマ:伊駒ゆりえ
メイ:仁見紗綾
泉本奈々(実況):本泉莉奈

(c)2024 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会