異物は切除すべき?視線が気になる尻尾持ちの女性を描く「おはよう、しっぽ」

「おはよう、しっぽ」

川瀬はる「おはよう、しっぽ」の単行本が、本日4月30日に文藝春秋から発売された。

33歳の主人公・佐々木ムギは、500人に1人の割合で生えるという尻尾を持っている。休日は高校の後輩と喫茶店巡りをし、平日は図書館の修復室で先輩おばあちゃんたちと働く比較的穏やかな暮らしをしながらも、街の人々の視線が気になる日々。ついつい自虐してしまう自分にも嫌気が差し、しっぽを切除するか否か悶々としながら過ごしていた。そんな中、ある出来事を機にムギの中に変化が起こり…………。文春オンライン内のWebマンガサイト・BUNCOMIで発表された。単行本の帯には伊藤沙莉からの推薦コメントが掲載されている。

川瀬はるコメント

読んでくださる方にとってこの話が何らかの癒しになりえたらという思いはありますが、作者としてなにか述べることが作品のじゃまになるような気もしています。どうぞ自由に読んでいただけたら嬉しいです。