藤本タツキ原作による劇場アニメ「ルックバック」のメインビジュアル、本予告が公開された。
「ルックバック」は絵を描くことに絶対の自信を持っている少女・藤野と、不登校の同級生・京本が織りなす青春ストーリー。ある日京本のマンガのうまさを知り、一時はマンガを描くことをやめてしまった藤野が、京本との交流を通して描くことへの情熱を取り戻していく姿が描かれる。メインビジュアルには、藤野と京本が肩を寄せ合いマンガを描く様子が切り取られた。
本予告では河合優実演じる藤野、吉田美月喜演じる京本のボイスも公開に。映像は、クラスのみんなから「将来、マンガ家になれるじゃん」と言われ得意げな藤野の姿から始まり、京本との出会い、そして2人が一緒に絵を描くようになる姿が印象的なセリフとともに映し出される。また本予告では主題歌も解禁された。haruka nakamura作曲による「Light song」をuraraが歌い上げる。
監督の押山清高からはコメントも到着。「アニメーターやアニメーション監督って作品への向き合い方は漫画家と似ていて、漫画を読んだ時にしみじみと物語に感情移入できたのはもちろん、『ルックバック』を描くに至った藤本先生にも共鳴するところがありました。だから素直に自分事としても向き合える映画にできるなと思えました」と今作に込めた思いを語っている。
また特典付きムビチケ前売券が、5月17日に発売されることも決定。特典には、全3種から絵柄が選べる「リバーシブル四コマ漫画しおり」が用意された。
劇場アニメ「ルックバック」は6月28日に全国公開。スタジオドリアンがアニメーション制作を担当し、監督・脚本・キャラクターデザインを押山が務める。今回の発表に併せて美術監督のさめしまきよし、音楽のharuka nakamuraらメインスタッフも解禁されている。
押山清高(監督)コメント
アニメーターやアニメーション監督って作品への向き合い方は漫画家と似ていて、漫画を読んだ時にしみじみと物語に感情移入できたのはもちろん、「ルックバック」を描くに至った藤本先生にも共鳴するところがありました。だから素直に自分事としても向き合える映画にできるなと思えました。
原作を快く貸してくれたバケモノ漫画家である藤本先生に感謝しつつ、アニメーション表現の世界に身をおいてきた絵描きの一人だからこそ描けることがあると思いながら、漫画とは一味違う映画作品を目指しています。
劇場アニメ「ルックバック」
2024年6月28日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
美術監督:さめしまきよし
美術監督補佐:針﨑義士、大森崇
色彩設計:楠本麻耶
撮影監督:出水田和人
編集:廣瀬清志
音響監督:木村絵理子
音楽:haruka nakamura
アニメーション制作:スタジオドリアン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
キャスト
藤野:河合優実
京本:吉田美月喜