「喧嘩独学」で初主演の丹羽哲士、岡本信彦らの称賛浴び「これだけでご飯が食べられる」

2024年3月30日2024年3月30日 editor

TVアニメ「喧嘩独学」オンライン試写会の様子。左から武内駿輔、岡本信彦、丹羽哲士、ファイルーズあい、中村悠一。

TVアニメ「喧嘩独学」のオンライン試写会が本日3月30日に開催。トークパートには志村光太役の丹羽哲士、金子亨（カネゴン）役の岡本信彦、八潮秋役のファイルーズあい、ハマケン役の武内駿輔、扇達也役の中村悠一が登場し、東京・フジテレビ内のマルチシアターから中継された。

4月10日から放送される「喧嘩独学」は、T.Junが運営するPTJ cartoon companyが手がけるWebtoon作品を原作とするTVアニメ。いじめられっ子の高校生・光太が、“喧嘩動画”で成り上がっていくさまが描かれる。イベントでは丹羽らのトークパートの前に、第1話と第2話が公開された。

完成した映像の感想を問われた丹羽は「頭からお尻まで見逃せないところばかり。普段アニメを観るときとは違う感動がありました」とコメント。本作で初主演を務めた丹羽を、岡本が「新人とは思えないですね。声の通りもいいし、気持ちも入っている」と称賛すると、ファイルーズ、武内、中村も大きく頷く。丹羽は「今日はこれだけでご飯が食べられます」と先輩たちからの賛辞を噛み締めていた。

いじめられっ子だったが、ある事情により喧嘩動画で収益を稼ぐこととなる光太。彼について丹羽は「最初は生傷だらけで心配になるほどガリガリでしたよね。演じるうえでも最初は弱い状態で、これからどうなっていくんだろうと思わせるようにしました」と語る。丹羽の演技について武内は「演じているうちにディレクターもノッてきちゃってましたよね。光太はどちらかというと静かな人物ですけど、内に秘めた思いを丹羽くんがすごく力を入れて演じられていました」と紹介する。

МCから光太と自分の共通点を問われた丹羽が頭を悩ませていると、横から岡本が「（先輩を）ぶっ飛ばしてやろうとか思ってない？」「だからボクシング習い始めたの？」と暴露。丹羽が「喧嘩独学」の音響監督からボクシングジムの体験入学を勧められた結果、ハマってしまっていると説明していると、武内は突如として「今日カッコいいね？」とゴマを擦り始め、岡本らを笑わせた。

当初はハマケンとともに光太をいじめていたが、のちにチャンネル「喧嘩独学」のカメラマンを担当するカネゴン。岡本は「『喧嘩独学』というタイトルなのでたくさんケンカすると思わせておいて、誰にも勝てないところがカネゴンの良さかなと。悪そうな顔をしているけど、だんだんかわいらしいところが出てきます」とアピールする。光太が喧嘩動画の撮影に目覚めるきっかけとなったカネゴンとのケンカシーンについて、岡本は裏話を明かす。「キムチを持ってケンカするシーンはけっこうアドリブが多くて。本番だとかなりボリュームが小さくなっていたので、聞こえづらいですが、実は『キムチは目から食えないんだよ！』と言っていました」と振り返り、丹羽と笑い合った。

光太たちと同じ高校に通う女子でのちに「喧嘩独学」に関わる秋役のファイルーズは、以前からT.Jun作品のファンだと語る。ファイルーズは「先生の作品ってとにかく女の子がすごくかわいい！自分をしっかり持っていて、かつ個性的な女の子が多いなかでも、秋はものすごく心惹かれる魅力がありました。1話と2話ではそこまで出番がなかったですが、エンディング映像をごらんいただいた方は、秋が光太たちにどうやって絡んでいくのか楽しみになると思います。注目してください」とアピール。作品ファンとしてアニメの感想を問われると、ファイルーズは「細かいこだわりがすごかったです。『喧嘩独学』の前から先生の作品を読んでいたので（アニメ化は）たまらなかったですね」と太鼓判を押した。

登録者数70万人を誇るニューチューバーでありいじめっ子のハマケンを演じるポイントを問われた武内は、「とりあえず大きい声を出していればいい」とあっけらかんと述べ、中村から「身もふたもない」とたしなめられる。武内は「めちゃくちゃ自信満々で声を出してるやつがうるさいなと思うときがあるので、役作りとは違うかもですけど、ハマケンを演じるうえでは『自分を大きく見せようとしているやつ』という体で、意図せず出る嫌らしさを意識しました」と説明。そんな武内の演技について中村は「恫喝の仕方が、好き勝手やってて面白かったよね」と笑っていた。

中村が演じた扇は総合格闘技の選手でハマケンも恐れる存在。第2話では光太とハマケンのケンカを止めるシーンがあり、中村は「あそこでこのキャラが周りからどう思われてるかわかりますよね。『やめろ』という制止は、あえて音圧を入れなくていいですと言われていたので、彼にとっての平常のテンションで止めました。大きい声で詰め寄らなくても、言葉で強く止めなくてもいいという心の強さを意識しました」と収録を振り変える。今後の放送回で人物像が明かされていく扇について中村は「まだ中身を言えないんですけど、志村との関わり方がけっこう好きですね。間抜けでかわいいところが出てきます。3話以降、楽しみにしてください。内面的には熱いものを持っている男です」と見どころを語った。

最後に今後の物語の見どころについて丹羽は「今でも魅力的なキャラクターがいっぱいなんですけど、これからもっともっと増えていきます！」とコメント。続けて「光太の成長だけじゃなく、周りとの関わり合いや彼らの個性も観ていただけたら幸いです！」と応援を呼びかけトークイベントを締めくくった。