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文化庁の育成プログラムを書籍化、稲村武志の作例や小田部羊一の講義でアニメを学ぶ

文化庁の取り組みとして10年以上続いてきた人材育成プログラムを書籍化した「アニメーション 〈動き〉のガイドブック 伝わる表現の基礎講座」が本日3月27日に発売。ワークショップの内容や、アニメーターの小田部羊一、富沢信雄、沖浦啓之による講義、井上俊之、小森よしひろ、りょーちも、セドリック・エロールらの対談などが収録されている。

「アニメーション 〈動き〉のガイドブック」は、文化庁のメディア芸術分野の取り組みである人材育成プログラム「アニメーションブートキャンプ」のエッセンスを集約した、アニメーションへの入門書。「ハウルの動く城」「ゲド戦記」で作画監督を務めるなど、数多くの劇場作品に参加するアニメーター・稲村武志の豊富な作例をもとにしたワークショップや、「アルプスの少女ハイジ」などのキャラクターを生み出し、ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのキャラクター監修なども務める小田部らによる講義を通じて、アニメーションの動きを描くために必要な考え方を学べる。

また掲載作例のムービーを閲覧できるURLも用意。実際に映像で動きを確認しながら理解を深めることができる。さらに、巻末にはパラパラとめくってアニメーションを楽しめる、稲村によるフリップブック集も掲載された。著者として稲村のほか、アニメーションブートキャンプ共同ディレクターである竹内孝次、布山タルトが名を連ねている。