「青ブタ展」本日開幕、音声展示に久保ユリカ「直接話しかけられているかのよう」

2024年3月12日2024年3月12日 editor

「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」オープニングセレモニーの様子。

鴨志田一による小説「青春ブタ野郎」シリーズの展示イベント「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」が本日3月12日に開幕。オープニングセレモニーにはアニメシリーズなどで桜島麻衣役を務めた瀬戸麻沙美、梓川花楓・かえで役を務めた久保ユリカが登場した。

すべてが撮影可能、思い出深いスポットの再現展示に瀬戸麻沙美も興奮

セレモニーの始めに瀬戸と久保は、開会記念の「くす玉開花式」を見事に成功させた。瀬戸は昨年にTVシリーズ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の再放送、さらに劇場アニメ「おでかけシスター」と「ランドセルガール」が公開されたことを振り返る。そして「『青ブタ』だらけの1年だったなと思うので、その時間を経てこうして振り返る展示会が開かれるのは、ファンの人にとってもきっと一番楽しんでいただけるタイミングなんじゃないかなと」と述べた。

展示イベントではすべての展示物が撮影可能。おすすめの写真撮影スポットを尋ねられた久保は、「どこを撮っても思い出に残る場所ばかり」と述べる。そして七里ヶ浜の海を再現している場所を挙げ「動画で撮ったときに、画面越しに本当に波打ち際みたいに再演度がすごく高くて、『青ブタ』の世界に入り込んだぞという感じがして、個人的にすごくおすすめです！」と、牧之原翔子をフィーチャーしたエリアをアピールした。

江ノ電の改札を模した展示イベントの入り口に触れた瀬戸。「本当に作品の物語通りに追体験していくような作りになってるので、キャラクターそれぞれの思い出深いところがセットや映像で描かれています」と紹介した。またアニメでも多く描かれた理央の物理準備室のテーブルが再現されていたことに興奮した様子を見せる。さらに麻衣のマンションのポストを再現した展示についても言及。劇場アニメ「ランドセルガール」の重要なスポットにまつわる展示を「ポストに入れてあるメッセージも、実際にある大きさで楽しめると思うので、一番の見どころかなと思っております」と伝えた。

作品世界に入ったかのような音声展示に久保ユリカ「直接話しかけられているかのよう」

今回の展示イベントの特徴とも言えるのが作品の世界に入ったように感じられる音声コンテンツ。久保は豊浜のどかのゾーンで“のどか”と“のどかの姿になった麻衣”が咲太を呼ぶ声が聞けるスポットに驚いたのだと話す。「本当に直接話しかけられているかのような距離感の声が聞こえるので、皆さんにぜひ体験してほしいですね。すごく気持ち良い空間です」と述べ、流れる音声の演技についても「“のどかの姿になった麻衣“の声が、麻衣さんの声に聞こえすぎる！演じている真礼さんが上手すぎる！」と絶賛した。来場者に思いを寄せたのは瀬戸。「展示会を目で見るだけじゃなくて音でも楽しめるし、そこで立ち止まって目を閉じてる人がたくさんいるのかな」とコメントした。

久保は展示イベントを入り口から最後の物販コーナーまで「『青ブタ』づくしの盛りだくさんの内容」と表現。「最後まで楽しんでほしいですし、一度来た後にお家で作品を観てまたいらっしゃると見え方も変わると思います。本当にたくさんの方に見て体感してほしい『青ブタ展』になっていて、実現してくださったことがすごくうれしいです」と述べつつ感謝を伝える。瀬戸も「こうした展示会が開催できるのは、それだけ長く作品が愛されているからこそだと思うので、本当にファンの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです」と続けた。

最後に瀬戸は「思い出に残したいものはぜひ撮って、『スクールメモリー』というタイトルの通り、思い出に残していただきたいなと思います」と会場での撮影を勧める。さらに「今回音でも体感できる展示もたくさんあるので、その場でしか聞けない思い出もしっかり心に残していただいて、素敵なデザインのグッズにも楽しさを見つけていただいて、もうこの展示会すべてを通して楽しんでいただけたらなと思います」と隅々まで魅力を伝え、セレモニーを締め括った。

「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない-青ブタ展-」では2018年にTVアニメが放送、2023年に劇場公開されたアニメ「青春ブタ野郎」シリーズの世界を体感できる。「思春期症候群を発症した少女たちとの出会い」などの追体験をコンセプトに、空間演出で作中のシーンを再現。作品の世界に入ったように感じられる音声コンテンツも展開されている。東京・松屋銀座で3月24日まで開催された後、愛知、大阪、京都へと巡回を予定している。