アニメ「アイドルランドプリパラ」に登場する男子アイドル3組によるイベント「DANPRI FESTIVAL」が、本日2月25日に東京・文京シビックホールで開催された。当記事では昼公演の模様をレポートする。
「DANPRI FESTIVAL」には夢川ショウゴ役の山下誠一郎、三鷹アサヒ役の小林竜之、高瀬コヨイ役の土田玲央によるWITH、大江戸シンヤ役の河合健太郎、ウシミツ役の鵜澤正太郎によるDARK NIGHTMARE、マリオ役の橘龍丸という6人の男性キャストが勢揃い。WITHやDARK NIGHTMAREはそれぞれ単独ライブの開催経験があるものの、男子アイドルのみ、3組合同でのイベントはこれが初めてだ。
開演ブザーの音とともにステージの幕が上がると、そこにはラフな格好で何やら騒いでいる6人の姿が。スクリーンには「声優楽屋」と映し出され、勘のいい観客からはすぐに笑い声が起こった。「プリティーシリーズ」のライブのたびに「男子の楽屋は騒がしい」と共演者から言われていることはファンの間でもおなじみ。ふざけてばかりの土田と小林、ツッコミに奔走する山下、そんな3人が出ていった途端静かになる河合・鵜澤・橘など、リアリティのある様子を届けるサプライズでファンを楽しませた。
改めて開演のチャイムが鳴り、会場にスペーシーなサウンドが響き渡る。まずはWITHが「好きにしてI-I-Z-E」、DARK NIGHTMAREが「DARKNESS SOUL」、マリオが「チョコレートアイスクリーム・トルネード」という名刺代わりの1曲を届けた。「好きにしてI-I-Z-E」では「他のヤツはダメ」といった甘い決めフレーズのたびに客席が沸き、「DARKNESS SOUL」ではヘッドバンギングをしながらの雄々しい歓声が響く。「チョコレートアイスクリーム・トルネード」ではマリオがセクシーなパフォーマンスで会場を盛り上げ、三者三様の魅力を発揮。男女入り混じったファンの歓声やコールが、さながらライブハウスのように会場の一体感を高めていった。
イベントではライブだけでなくバラエティコーナーや朗読劇も展開された。バラエティコーナーではシンヤ・ウシミツ・コヨイ対ショウゴ・アサヒ・マリオという珍しい組み合わせで、お題をオノマトペで表現し当てるというゲームに挑戦。朗読劇ではサウナに閉じ込められてしまった6人のドタバタな顛末が描かれた。朗読劇はマイク前に立つのではなく、ステージ全体を使いキャスト自身が演技をしながら披露するもので、過去に開催された舞台「DANPRI STAGE」を思い出させる内容。アニメ本編では見られない力を合わせる6人のコミカルな様子や、イクメンアイドルX PAPANの近況などの小ネタも盛り込まれた。
再びのライブパートで突如として披露されたのが、マリオの新曲「ストロベリー・バレット・ナイト」。「チョコレートアイスクリーム・トルネード」とはテイストの異なる爽やかなロックナンバーで、“ベイビー”を繰り返す甘いサビも印象的な、マリオの新たな魅力を感じさせる1曲だ。WITHは「JUST NOW!」で爽やかな笑顔とハーモニーを届け、DARK NIGHTMAREは「Raiding Warriors」で会場を熱く盛り上げた。
終演が近付いたことを告げられたファンの「やだぜ!」コールが響く中、キャスト陣は男子6人でイベントが開催できた喜びや感謝の気持ちを口にする。山下は「3人でしかできないことも、5人だからできたことも、6人だからできることもある」とWITHから始まり徐々に仲間が増えていった男子アイドルの歩みに思いを馳せ、「その瞬間にしかないものを見せていけたらと思います」と今後についても意気込んだ。
最後は、2020年の舞台「WITH by IdolTimePripara」のために作られた楽曲「Dreaming With You」を全員で歌唱。キャスト陣は客席に降りて隅々まで手を振り、会場を多幸感に包んでイベントの幕を下ろした。
「DANPRI FESTIVAL」は昼夜両公演、3月10日までアーカイブ配信を実施。特典映像付き通しチケットでは、舞台本番当日の楽屋裏の映像集も楽しめる。各種配信チケットはぴあ、ミクチャで販売中だ。また夜の部では約3年ぶりとなるWITHの単独ライブ「WITH 4th LIVE IIZEmotioN(イーゼエモーション) by IdolTimePripara」の開催も発表された。
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