衿沢世衣子と、ライター・編集者の山脇麻生によるトークイベントが東京・仙六屋カフェで3月9日に開催される。
このトークイベントは、3月2日から29日にかけて東京・梅屋敷の葉々社で開催される山脇選書による短編マンガフェアに合わせたもの。当日は短編マンガの魅力や生涯のベスト3、最近の印象に残っている作品などを語り合う。料金は2000円で、申し込みは葉々社がメールもしくは電話で受け付ける。定員30人につき、締め切りに注意しよう。
葉々社で開催される短編マンガフェアでは「2023年に刊行された短編集」という縛りで作品をセレクト。フェア対象の本はシュリンクが外されており、自由に中身が確認できる。作品1つひとつの解説をまとめたZINEも販売。また山脇在店時に声をかければ、好みに合わせて作品の紹介も行ってもらえる。
山脇麻生コメント
私が選んだ2023年刊行の短編集を梅屋敷 「葉々社」展示スペースにて面陳し、
短編マンガ好きはもちろん、
本は読むけどしばらくマンガから遠ざかっていた方や、
ビッグタイトルの長編は読むけれど、短編集は読んだことがないという方に
短編マンガをオススメするフェアです。
これに加えて、在店時(3月2日。以降は未定)に直接お好みを伺えれば、
僭越ながらその場で作品をご紹介いたします。
また、作品ひとつひとつの解説をまとめたZINEの販売も行います。
本フェアは今回で2回目で、
昨年の開催時も「2022年に発売された短編集」に絞りました。
まず、書店での開催である以上、店頭に現物が必要です。
とはいえ、紙の本が「品切れ、重版未定」になるサイクルは本当に早いので、
比較的、最近出版されたものに絞ろうということで年度縛りにしました。
また、前回の開催時から「来年も同じ企画を」という話が出ていたので、
それもあって年度縛りにしています。
昨今、大手書店でマンガを買うとすべからくシュリンクがついているので、
中身を確認することが出来ません。
携帯で試し読みすることはできますが、ワンアクション必要です。
しかし、今回は独立系書店での開催ということでシュリンクはなし。
出会いがしらで気になったタイトルをパラパラめくっていただき、
気に入ればそのままお買い上げいただくことが可能です。
昨年の開催時には、
「この著者の長編ストーリーは知っていたけど短編は知らなかった」
「装丁が好みだからジャケ買いします」
「マンガ専門店に行くとタイトルが何千、何万もあって選べないけど、
選書してある二十数点の中からなら好みの作品を見つけやすい」
などといったご感想をいただきました。
非常にご好評をいただき、本が全て売れてしまって、
何度も私物を棚に置きに行ったぐらいです。
昨今、街の本屋の廃業を耳にする機会が増えましたが、
短編マンガと独立系書店はとても相性がいいと感じております。
今回のフェアがマンガと新しい読者の出会いの場になればと思っています。
衿沢世衣子×山脇麻生トークイベント
日時:2024年3月9日(土)開場12:30、開演13:00
会場:東京都 仙六屋カフェ
料金:2000円 ※要1オーダー