「SPY×FAMILY」早見沙織が豪華客船編後のヨルと感情共有、留守番のボンドが悔しげ

TVアニメ「SPY×FAMILY」の様子。左から早見沙織、江口拓也、松田健一郎。(c)SHUEISHA Inc. All rights reserved.

遠藤達哉原作によるTVアニメ「SPY×FAMILY」のステージが千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2024」にて本日12月17日に行われた。

ステージにはロイド役の江口拓也、ヨル役の早見沙織、犬のボンド役の松田健一郎が登壇。登場の際には江口、早見、松田のシルエットがステージ上に映し出された。スタンバイ中に江口は、スタッフから好きなポーズでいいと耳打ちされたものの、特にポーズが思い浮かばず直立不動になってしまったそう。江口のコメントを受けて、松田は自身の役名・ボンドにちなみ、映画「007」シリーズの主人公であるジェームズ・ボンドをイメージしたポーズを取っていたことを語る。なおアーニャ役の種崎敦美は体調不良のため本日参加が叶わず、江口らは配信で観ているであろう種崎に向かって手を振っていた。

まず江口たちは、来週12月23日に最終回を迎えるTVシリーズ第2期を振り返っていく。フォージャー家のこれまでをアーニャ視点で振り返る映像を視聴したのち、江口は物語を通じてアーニャの何気ないひと言で感情が込み上げることがあったと回想。松田はボンドの主なセリフ「ボフ」の言い回しが登場初期から変わっていったことに着目する。松田のコメントを聞いた江口は、セリフ回しが徐々に変化することで、キャラクターたちの心の距離が近付いていったという気付きについて語った。

早見は第2期で描かれた豪華客船編の収録についてコメントする。豪華客船編において、ロイドやアーニャとは一緒にいないシーンも多かったヨル。そのため早見はその後のリゾート島の収録で江口と種崎と合流した際には、ヨルと同じ感情を共有できたと振り返る。江口と早見が盛り上がる中、豪華客船編でボンドは留守番という設定だったため、松田は悔しそうな声を上げていた。

続けて、種崎が遠藤のアトリエに潜入した映像を上映。カメラを手にした種崎は、「SPY×FAMILY」12巻表紙に登場した椅子のミニチュアやヨルのフィギュアなど、アトリエのあちこちにあるグッズを見て歓声を上げた。遠藤との対談も行われ、まず種崎はアニメ化された中で印象的だったやりとりを聞く。遠藤はフランキーとアーニャが遊園地で遊ぶ際の自由なアドリブについて、原作者ながらいち視聴者として喜んだという。キャラクターの描きやすさについて質問されると、遠藤は描きやすいキャラクターとしてボンド、難しいキャラクターにはヨルとアーニャを挙げた。また、かわいいアーニャの描き方を教えてほしいという種崎のリクエストを受け、遠藤がアーニャを描く様子も。種崎はアーニャの表情を作るコツや髪型の流し方などのレクチャーを受け、自身もイラスト執筆に挑戦した。

なおイベント内では12月22日公開のアニメ「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」にゲスト出演する中村倫也、賀来賢人のメッセージ映像が上映された。また遠藤からのコメント映像の中では、「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」というタイトル決定のために、担当編集とともに頭を悩ませ、時にはAIチャットサービスの力も借りていたことが明らかに。最後に江口は、TVシリーズ第2期の最終回と、「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」への声援を呼びかけ、イベントを締めくくった。

「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」

2023年12月22日(金)公開

スタッフ

原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監修、キャラクターデザイン原案:遠藤達哉
監督:片桐崇
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン:嶋田和晃
サブキャラクターデザイン:石田可奈
総作画監督:浅野恭司
設定考証:白土晴一
プロップ設定:反田誠二、松尾優
コンセプトメカデザイン:常木志伸
メカデザイン:高畠聡
美術設定:谷内優穂、金平和茂
美術監督:杉本智美、小島あゆみ
色彩設計:田中花奈実
2Dワークス:川島千尋
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
編集:齋藤朱里
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
アニメーションアドバイザー:古橋一浩
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
製作:「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会

キャスト

ロイド・フォージャー:江口拓也
アーニャ・フォージャー:種崎敦美
ヨル・フォージャー:早見沙織
ボンド・フォージャー:松田健一郎

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。